ジム・キャリー、『マスク』続編の実現は「監督しだい」 ─ シリーズ映画に無関心、ただし『ソニック』再演は「やりたい」

『マスク』(1994)や『トゥルーマン・ショー』(1998)など、幅広いジャンルの作品で活躍する演技派俳優ジム・キャリーが、『マスク』続編実現の可能性について語った。
『マスク』は、気弱で冴えない主人公(ジム・キャリー)が緑色の仮面を着けた途端、怪人マスクとなって大活躍する姿を描いたコメディ。得意のコミカルな体の動きと表情で主人公を怪演したジムは、本作で見事トップスターの仲間入りを果たした。ところが、11年ぶりの続編『マスク2』(2005)にはジムの姿はなかった。
米ComicBook.comの取材でジムは「続編とかにはあまり興味がないんだ」とシリーズ作に前向きではないことを明かしている。その一方で、「『マスク』のような映画はまさに監督次第で、クレイジーな映像センスを持つ監督と組めるのであれば、是非やりたい」と、『マスク』に関しては少し異なる考えを持っているようだ。『マスク』でメガホンを取ったのは『イレイザー』(1996)などを手掛けたチャック・ラッセル監督。目玉が飛び出る、ポケットからハンマーやバズーカが出てくるなど、当時アニメや漫画でしか見られなかったようなオーバーアクションを実写で再現したことでも注目を集めた。
ちなみに、2019年7月には『マスク』で製作総指揮を務めたマイク・リチャードソンが、新たな続編のアイデアがあることを明かしている。「『マスク』が素晴らしいのは、(年齢や性別問わずに)誰もが仮面をかぶれば、怪人マスクになれるところだ」と話すマイクは、続編での主人公には女性を起用したいとのこと。実際に原作では、女性版怪人マスクが登場する回もあるという。「(主役には)フィジカルな笑いに長けているコメディアンが良い」と、既にマイクの頭の中には希望の女優がいる模様だ。ただし「その名前はここでは言えない。彼女を説得するのは大変だが、全力を尽くすつもりだ」とも話している。
ジム・キャリーは2020年3月27日(金)に公開される最新作『ソニック・ザ・ムービー』で、ゲームの代表的ヴィランであるドクター・エッグマンを演じている。続編に消極的な姿勢を見せているジムだが、『ソニック』については「ドクター・エッグマンのようにさらなるキャラクターの発展が見込めるものであれば、やりたい」ということだ。

映画『ソニック・ザ・ムービー』は2020年3月27日(金)全国ロードショー。
Sources: ComicBook.com, Forbes