『トップガン マーヴェリック』監督、写してはいけないものを写してしまい軍にデータ消される

米海軍全面協力で撮影された『トップガン マーヴェリック』で、ジョセフ・コシンスキーは写してはいけないものを写してしまい、カメラを没収されてしまうというアクシデントを経験してたようだ。
幼い頃から航空モノが大好きで、本作の製作ではテディ・ルーズベルト航空母艦に足を踏み入れ、グレイハウンド機でカタパルト発進するなど、「海軍に加わるという夢の数年間を実現できた」と米Deadlineに語る監督。製作中には「一般市民が立ち入れれないようなところにも入って、一般市民が見られないようなものも見せてもらった」というが、そこでこんなことがあったという。
「ある時、カメラを没収されたことがありました。綺麗に(データを)消されましたね。何枚か写真を撮っていたんですが、多分撮っちゃいけないものを撮っちゃったのかなと。カメラはすぐ返却されたんですが、写真は全部消されていました。」
本作でのコシンスキー監督といえば、チャイナレイク海軍航空兵器基地で見かけたマジモンの極秘格納庫に心惹かれ、ダメだと言われているのに「あそこで撮影ができたら最高なのになー、残念だなー」とアピったところ、後日撮影許可が降りたという逸話もある。その撮影の際、軍の極秘格納庫でダークスター(劇中に登場した架空のジェット機)が出入りするものだから、何事だということで「他国が所有している人工衛星が写真を撮影するために動いてしまった」事態まで起こっていた。
この度のエピソードと合わせると、『トップガン マーヴェリック』は、どうやら軍事機密スレスレで製作された映画だったようである。
Source:Deadline