マイケル・B・ジョーダン、『ブラックパンサー』続編に「大いなる成果」期待 ─ 「機会があるなら、みんな喜んで出演する」

映画『ブラックパンサー』(2018)のマイケル・B・ジョーダンが、現在企画されている続編『ブラックパンサー2(仮題)』への期待を語った。
『クリード』シリーズで知られるマイケルは、本作を手がけたライアン・クーグラー監督の過去作品3本にすべて出演してきた、ライアン監督にとって“なくてはならない俳優”の一人。『ブラックパンサー』では物語のテーマを主人公ティ・チャラと分け合う悪役、エリック・キルモンガーを演じた。
2019年1月27日(米国時間)、全米俳優組合賞のスピーチにて、マイケルはいずれ来る続編について「きっと大いなる成果を上げることでしょう」と話している。期待の根底には、前作の完成度とライアン監督への信頼があった。
この記事には、映画『ブラックパンサー』のネタバレが含まれています。
The #BlackPanther cast is confident the sequel will live up to the first film because of Ryan Coogler https://t.co/MUbuvsYR4q #SAGAwards pic.twitter.com/iLbPGWJK71
— Variety (@Variety) 2019年1月28日
スピーチの中で、マイケルは『ブラックパンサー』の続編について「ライアンが(前作で)組み立てたものや登場人物、世界観のうえに作り上げられるものになる」と話した。しかしその一方で、「続編を作ることは一番難しいと思っているんです」との考えも明かしている。いわく、「(『ブラックパンサー』は)世界を作り上げて組み立て、マーベル・ユニバースへ見事かつ丁寧に織り込んだと思いますから」。もちろん続編では、その上に何を積み重ねるかが問われることになるのだ。
それでも続編にマイケルが期待を抱くのは、前作が単独で確かな評価を獲得した実感があるからだろう。壇上では「マーベル映画であることを差し引いても、(『ブラックパンサー』は)ありとあらゆる映画に立ち向かえる作品だと思います」と言い切られているのだ。そしてマイケルは、このようにも言い添えている。
「もしも続投する、次回作に出られる機会があるのなら……僕は例外ですけど(笑)、全員戻ってきますよ。ここ(壇上)を代表して言うと、(続編は)きっと大いなる成果を上げることでしょう。[中略]機会があるなら、全員が喜んで帰ってくると思います。」
これに同調したのは、キルモンガーの父親ウンジョブ役を演じたスターリング・K・ブラウンだ。「だってライアンが作るんですから」と前置きしてから、スターリングは監督の才能を絶賛。最後には「失敗しませんよ、『ゴッドファーザー PART II』(1974)になります。覚悟してください」と述べて会場を笑わせた。
同じく全米俳優組合賞の授賞式では、『ブラックパンサー』続編にキルモンガーが再登場する可能性について、アンジェラ・バセット(ラモンダ役)の夫から示唆されたことも話題を呼んだ。しかし問題の発言の信憑性はいまひとつ疑わしく、リップサービスやジョークにすぎないとの見方もある。マイケル自身、スピーチでは「僕は例外ですけど」と笑っていたほどなのだ。
続編の脚本はいまだ執筆段階だとみられ、キルモンガーの今後についてはまったくの未知数。撮影は2019年後半から2020年前半に開始される方針だとされている。「機会があるなら喜んで帰ってくる」との言葉を、いまは信じるしかないということか…!
映画『ブラックパンサー』MovieNEXは発売中。
Source: Variety