マイケル・B・ジョーダンが『ブラックパンサー』ワカンダ・フォーエバーを公の場で口にしない理由

“ワカンダ・フォーエバー”といえば、映画『ブラックパンサー』に登場する秘密の理想国ワカンダを称える言葉。劇中の意味は拡大し、黒人キャスト中心で製作され映画史に残る記録的ヒットを打ち立てた『ブラックパンサー』そのものを称える言葉ともなった。
拳を握った手首を胸の前で交差させるポーズがワカンダ流のジェスチャーで、主演のチャドウィック・ボーズマンらは”ワカンダ・フォーエバー”のフレーズとポージングを度々披露している。
ところが、ヴィランのエリック・キルモンガー役マイケル・B・ジョーダンは、実は”ワカンダ・フォーエバー”を公の場で口にすることがない。その理由についてマイケルは、米人気トーク番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」で、至極シンプルに答えている。
「周りから、”ワカンダ・フォーエバー”って騒がれない?」と尋ねられたマイケルは、「はい、そうなんですよ。でもみんな分かってない」と答える。
「細かく言うと、自分はワカンダ出身じゃないから。あれはチャドウィックのもの。だから”ワカンダ・フォーエバー”って言われると、云っても僕もまだあのキャラクターなわけだから、“いやぁー、それは俺じゃねぇ”って(笑)。」
映画『ブラックパンサー』でマイケルが演じたキルモンガーは、カリフォルニアのオークランドで育つ。ワカンダの秘密を知り、王位を狙ってこの小国の転覆を図ったキルモンガーにとって、”ワカンダ・フォーエバー”を称える義理はないのだ。演じたマイケルも、日常の場でもキルモンガーの意志に則ったスタンスを貫いていたというわけである。
Source:The Tonight Show Starring Jimmy Fallon