『ブレイド』リブート版、ドラマ「ウォッチメン」脚本家が就任 ─ マーベル映画初の黒人女性脚本家に

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にて新たに始動するリブート版映画『ブレイド(原題:Blade)』に大きな前進だ。脚本家として、ドラマ版「ウォッチメン」(2019-)で知られるステイシー・オセイ・クフォーが就任したことがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
『ブレイド』は、人間とヴァンパイアのハーフである黒人ヴァンパイアハンターの戦いを描いた作品。1998~2004年にはウェズリー・スナイプス主演で実写映画3作が公開された。それから約15年以上の時を越えて、コミック人気のダークヒーローが再びビッグスクリーンに帰ってくる。主演は、『ムーンライト』(2016)『グリーンブック』(2018)などで知られるオスカー俳優マハーシャラ・アリが務める。
脚本家については、2020年10月時点で検討が行われていた。それからマーベル・スタジオは、主演のマハーシャラと共に綿密な調査を行った上で、約半年以上にかけて複数の脚本家と面会を重ねていたという。そして遂に、ドラマ版「ウォッチメン」を成功に導いた気鋭の黒人女性作家ステイシー・オセイ・クフォーが抜擢された。
View this post on Instagram
クフォーは2019年、「PEN15(原題)」(2019-)でエミー賞脚本賞コメディ作品部門にノミネートされ、華々しい脚本家デビューを飾った。その後、「ウォッチメン」のほか、アル・パチーノ出演のAmazonオリジナル作品「ナチ・ハンターズ」(2019-)やドーナル・グリーソン出演の「Run(原題)」(2019-)でストーリー・エディターを務めるなど、話題作での経験を重ねている。
こうした経歴を経て、クフォーは初の映画脚本をマーベル・スタジオで手がけることになる。マーベル映画の脚本を担当する初の黒人女性脚本家となるクフォーの手腕に期待したい。また、クフォー&マハーシャラとタッグを組むことになる監督にも注目だ。
▼ 『ブレイド』の記事
マーベル『アベンジャーズ』新作など映画6作が公開延期 ─ 新スケジュールまとめ 『アベンジャーズ』は一年延期 マーベル『ブレイド』再び撮影延期、脚本家ストライキで ─ 『キャプテン・アメリカ4』『デッドプール3』ほか大打撃の可能性 早く決着しますように 『ジョン・ウィック』監督、マーベル映画就任への興味は ─ 『アイアンマン』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が大好き 以前は『ブレイド』への意欲を語っていました マーベル『ブレイド』に『X エックス』『サスペリア』ミア・ゴスが参戦決定 ホラー映画の気鋭 『アベンジャーズ5』にはブレイドも参戦しない、脚本家が明言 ─ フェーズ5の新ヒーローは欠席か 『シークレット・ウォーズ』には?
Source: THR