『東京コミコン2022』メタバース攻略 ─ イベント連動アプリのストーリーと開発秘話

3年ぶりリアル開催の『東京コミコン2022』がメタバース化だ。東京コミコン初となるアプリ『メタバースコミコン(Metaverse Comic Con)』がリリースされた。
会期中のリアル会場メインステージのライブ中継や、アーティストの作品が楽しめるアーティストアレイの再現、そして来日セレブ(ジェームズ・マカヴォイ、ヘイデン・クリステンセン、クリストファー・ロイドさん、ジェイミー・キャンベル・バウワー、ジョセフ・クインの5名)のサイン色紙抽選券やノベルティと引き換えられるコイン収集など、お楽しみたっぷりの『メタバースコミコン』。『東京コミコン』が仮想空間を通じて、大きく拡張しようとしている。
THE RIVERでは、『メタバースコミコン』アプリ開発者に独占取材を敢行。知られざるコンセプトや攻略方法を聞いた。
『メタバースコミコン』知られざるコンセプト設計
本アプリは、iOSのApp Store、AndroidのGoogle Playで無料ダウンロードできる。メタバースコミコンの世界に飛び込むと、ユーザーは未来的な仮想都市を自由に歩くことができる。実はこの世界にはコンセプトやストーリーがあることが、THE RIVERの取材で分かった。

「『メタバースコミコン』の仮想世界は、円筒状の居住空間が広がった巨大なスペースコロニーの一部という設定です。『メタバースコミコン』で訪れることができるのは、コロニー内で東京を再現した一地区。青空に見えるものは、実はチューブの天面に映し出した仮装の空なんですよ。」

2023年5月には『大阪コミコン』も開催予定だが、これに合わせてメタバース内でも「地区を拡張して、大阪を再現した街を作っていきたい」との展望もある。
メインの広間を抜けて「アーティストアレイ」に向かう道には、ネオン煌くサイバーパンク空間が広がる。「これはスペースコロニーの地下世界という設定で、『ブレードランナー』の世界観に通ずるような雰囲気を目指しています」。ネオンを見ると、「東京混混(東京コミコンの当て字)」など、ハリウッド映画で見られるデタラメ日本語を再現したような遊び心も発見できる。
アーティストとの新たな出会い促す
メタバース内「アーティストアレイ」を訪れると、様々なアーティストによる個性的なアートが鑑賞できる。「素晴らしいアーティストたちにスポットライトを当てたいという『東京コミコン』の想いを反映しました。このエリアに来たのユーザーとアーティストの、新しい出会いになったら嬉しいです」。
現時点で18種類選べるアバターは、今後複数種類の追加を目指す。既に日本発の人気NFTブランド『Neo Tokyo Punks』、クリエイター・森田学氏とのコラボアバターなど、様々なアバターが選択可能だ。理想は『スター・ウォーズ』に登場する酒場カンティーナのように、見た目も大きさも異なる様々な種類のアバターが行き来する、賑やかで楽しい空間という。
⚡️NTPがCOMIC CON Metaverseでアバターコラボ⚡️
東京コミコン2022 @TokyoComicCon に合わせてオープンするメタバースにNTPアバターを提供させていただきました!(前回開催の東京コミコン2019は約7万人が来場)
android https://t.co/2H0obfNLQv
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— NIKO24 (@fukusta343) November 20, 2022
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