『ミッション:インポッシブル7』、新型コロナウイルスの影響でイタリアでの撮影が延期に

トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル』第7作が、新型コロナウイルスの影響を受けてイタリア・ヴェネツィアで予定されていた3週間の撮影を延期したことを明らかにした。
『ミッション:インポッシブル』第7作の撮影は、ヴェネツィアでの工程を終えた後にヨーロッパ外に移動する予定を組んでいた。配給のパラマウント・ピクチャーズは米メディアを通じ、以下の声明を発表している。
「コロナウイルスの脅威を受け、キャストとクルーの安全と健康、およびヴェネチア現地政府が公的な集まりを中止させていることから、ヴェネツィアで予定していた3週間の撮影計画を変更いたします。これは、『ミッション:インポッシブル7』の大規模な製作の最初の工程として組まれていたものでした。この期間中、クルーの懸念を考慮し、製作開始までの帰宅を許可いたします。今後も状況を注視しながら、保険当局ならびに政府官僚と連携を取ってまいります。」
イタリアでは新型コロナウイルスの感染者数が急増。報道によると2020年2月24日までに200人を超え、アジア以外では最多となった。ヴェネツィア・カーニバルは前倒し終了、サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)は複数の試合の中止ほか、学校や美術館の閉鎖などの影響が各所に及んでいる。
なお米Deadlineは、「撮影中止を受けてトム・クルーズが高級ホテルで足止めをくらった」との一部報道を否定。クルーズは未だイタリアを訪れていないという。本作は同地にて2020年3月中旬からの撮影を予定していたとの先行情報もある。
コロナウイルスの感染拡大を受け、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は中国で予定していたプレミアイベントとプレスツアーを中止。『ソニック・ザ・ムービー』は中国公開を延期する方針だ。ハリウッド映画にも影響が及んでいる。
『ミッション:インポッシブル』第7作は2021年7月23日、第8作は2022年8月5日に米公開予定。
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