『ミッション:インポッシブル』第7作監督、撮影中に濃厚接触者になり自宅から指示を与えていた ─ 「二度とやりたくない」

トム・クルーズ主演のスパイアクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル7(仮題)』で監督を務めるクリストファー・マッカリーが、撮影中にコロナ禍ならではの苦難を強いられていたことがわかった。出演者のケイリー・エルウィスが明かしている。
直近では「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)シーズン3のラリー・クライン市長を演じたことで知られるエルウィスは、次回作のひとつに『ミッション:インポッシブル7』を控えている。本作は、コロナ禍が拡大し始めた2020年から撮影が進められていたハリウッド映画の一つ。とりわけ、2度の撮影中断やスタント事故、トム・クルーズの撮影現場での叱責騒動など、本作を巡っては幾つかのハプニングが報じられてきた。
米The Hollywood Reporterより、「コロナ禍で大作映画の撮影に参加するストレスは?」と尋ねられたエルウィスは、『ミッション:インポッシブル』第7作のことを念頭に置き、「撮影は大変だったとか、中断を余儀なくされてしまったとか、私が言うことに目新しいことはありません」と回答。自身への影響はさほど無かったようだが、エルウィスいわく、クリストファー・マッカリー監督は辛い思いをしていたようだ。
「クリス・マッカリーは、自宅から監督をしなければいけませんでしたよ。彼は濃厚接触者になってしまって。それでも成し遂げられたというのは、彼が優秀な人だという証明にもなるのですが。」
本作の撮影が終了したのは、2021年9月上旬。実施当時、マッカリー監督が濃厚接触者になったことは報道されておらず、ましてや自宅から現場に指示を与えていたことも伝えられていなかった。『ミッション:インポッシブル』ほどの大作映画の監督業務をリモートワークで行うことの難しさは計り知れないが、エルウィスによるとマッカリー監督は「もう二度とやりたくない」と話していたという。
度重なる苦難の末、およそ2年に渡る撮影を乗り切った本作を、エルウィスは「史上最大の『ミッション:インポッシブル』になります。間違いないありません」と予告している。既報によれば、本作は、少なくともイギリス、イタリア、ノルウェー、ポーランドで撮影が実施されたことが判明しており、シリーズ恒例の世界を股にかけたスパイアクションが期待できそう。コロナ禍で撮影にリミットが設けられようと、動じず突き進んでいくのが『ミッション:インポッシブル』なのだ。
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Source: THR