『エターナル・サンシャイン』ミシェル・ゴンドリー監督、新作アニメーションを製作中

『エターナル・サンシャイン』(2004)『グリーン・ホーネット』(2011)などで知られるミシェル・ゴンドリー監督が、新作アニメーションを製作していることがわかった。
このたびゴンドリー監督は、新型コロナウイルスの感染拡大のさなか、仏Society Magazineにて近況を報告している。新作が待たれるゴンドリー監督だが、いわく、この2年間は「娘のためにアニメーションを作ることに専念していました」とのこと。作品の詳細は不明で、また「娘のために」とも語られているあたり一般公開されるのかも定かでないが、長編映画『グッバイ、サマー』(2015)、iPhoneで撮影された短編映画『Détour(原題)』(2017)以降、ゴンドリーが新作映画を発表していないことを踏まえるとファンにとっては朗報だろう。今後の続報に期待したい。
ミシェル・ゴンドリー監督は、スパイク・ジョーンズ製作『ヒューマンネイチュア』(2001)で映画監督デビューを果たし、『エターナル・サンシャイン』でアカデミー賞脚本賞を受賞。その後、『恋愛睡眠のすすめ』(2006)や『僕らのミライへ逆回転』(2008)などを手がけ、独自の世界観を特徴とする作品で名を轟かせてきた。映画だけでなく、様々なアーティストのミュージックビデオも担当していることでも知られる。
ゴンドリー監督は以前にも、世界的に知られる哲学者ノーム・チョムスキー博士へのインタビューに手描きのアニメーションを融合させた、異色のアニメーション・ドキュメンタリー『背の高い男は幸せ?』(2013)を手がけて高い評価を得ている。前回は内容が内容ゆえに、難解な側面もある大人向けの作品に仕上がっていたが、果たして、ゴンドリー監督が娘のために作るアニメーションとはいかなるものか…?
Source: Society Magazine