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Netflixドラマ「マインドハンター」シーズン2予告編が公開 ─ 黒人児童連続殺人やチャールズ・マンソン描く、デヴィッド・フィンチャー製作総指揮

マインドハンター
シーズン1 Patrick Harbron/Netflix

『セブン』(1995)『ファイト・クラブ』(1999)『ゴーン・ガール』(2014)のデヴィッド・フィンチャー監督が手がける、Netflixオリジナルシリーズ「マインドハンター」シーズン2の予告編が公開された。

1970年代を舞台に、FBI行動科学課の特別捜査官が連続殺人鬼のプロファイリングに挑む「マインドハンター」は、ノンフィクション『マインドハンター FBI連続殺人プロファイリング班』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)を原作に実話事件を扱うサイコスリラー。『ゾディアック』(2007)で60~70年代の凶悪犯罪を描いたフィンチャー監督は、抑制されたタッチで、シリアルキラーの心理や、捜査する側にも忍び寄る“闇”を描いた。

約2年ぶり、ファン待望の配信開始となる今シーズンでは、1979~1981年にアトランタで発生した黒人児童の連続誘拐殺人事件が描かれる。さらに、女優シャロン・テートらの殺害事件に関与したカルト指導者チャールズ・マンソンや、ニューヨークで13人が銃撃の被害に遭った「サムの息子(Son of Sam)事件」が登場。シーズン1では黎明期だったプロファイリング捜査は、全米に凶悪事件が拡大していく中、事件捜査で重用されるようになっていく。

マインドハンター シーズン2

本作でチャールズ・マンソン役を演じるのは、クエンティン・タランティーノがシャロン・テート殺人事件を扱う『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年8月30日公開)でもマンソンに扮したデイモン・ヘリマン。「マインドハンター」では逮捕後の年を重ねた姿で、また『ワンス~』では事件当時の姿で、偶然にも同じ俳優が演じているのが大きな見どころだ。あわせて観れば、それぞれの作品や時代背景への理解が深まることだろう。

エピソード監督を務めるのは、フィンチャー監督のほか、『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)『ジャッキー・コーガン』(2012)のアンドリュー・ドミニク、『青いドレスの女』(1995)「ハウス・オブ・カード 野望の階段」シーズン1・2のカール・フランクリン。骨太の心理劇やスリラーを撮りきる俊英が名を連ねた。

Netflixオリジナルシリーズ「マインドハンター」シーズン2は2019年8月16日(金)全世界独占配信。シーズン1は配信中
配信ページ:https://www.netflix.com/title/80114855

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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