マイケル・ジャクソン幼き日の貴重なオーディション映像が公開 ─ 映画『メイキング・オブ・モータウン』より

キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンが幼き日に見せた貴重なオーディション映像だ。ドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』本編映像として届けられた。
当時、9歳のマイケル・ジャクソンを中心としたジャクソン5のモータウンオーディション映像。ダンス・歌唱・演奏が既に一級品だったことがわかるだろう。
スモーキー・ロビンソンが「何だこりゃ」と漏らしてしまうほどの衝撃を与えたジャクソン5。モータウンの彼らへの期待の程は、スプリームスやテンプテーションズのマネジメントを手掛けていた、シェリー・バーガーをマネジャーに就任させ、ダイアナ・ロス一押しアーティストとして売り出したことからも窺える。
経験豊富な敏腕マネジャーに「その才能たるや底なし」と言わしめたマイケル・ジャクソン。長い年月を越えて回想するだけでベリー・ゴーディがはしゃいで語ってしまう姿からも当時の衝撃が想像できる。
ベリー・ゴーディが後年、「モータウンという組立ラインから生まれた最後のビッグスター」と語るほど、大きな存在となっていたジャクソン5。メンバーのジャーメイン・ジャクソンは、ベリーの娘と結婚するほど濃い繋がりとなっていた。
ジャクソン5はやがてモータウンと袂を分かち移籍をする。ちなみにマイケル・ジャクソンが「ビリー・ジーン」で、初めてムーンウォークを披露したのは、1983年のモータウンの25周年記念公演でのことだ。
映画『メイキング・オブ・モータウン』ではこのオーディション映像のほか、貴重なライブシーンやバックヤードの姿、ジャクソンズのジャーメイン・ジャクソン&マーロン・ジャクソン、ジャッキー・ジャクソン、テイト・ジャクソンの撮り下ろしインタビューも描かれる。
またベリー・ゴーディのTVを利用したメディア戦略の中で制作されたアニメ番組「それいけ!ジャクソン・ファイブ」(原題:The Jackson 5)など、貴重な映像のオンパレードとなっている。
伝説の音楽レーベル<モータウン>のすべてがわかる音楽ファン必見のドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』は、2020年9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次ロードショー。