モンスターバース新作映画が進行中、 『ゴジラvsコング』監督が続投交渉に ─ タイトル候補は『Son of Kong』との報道

ワーナー・ブラザース&レジェンダリー・ピクチャーズによる一大企画「モンスターバース」より、『ゴジラvsコング』に続く新作映画(タイトル未定)が製作されることがわかった。『ゴジラvsコング』でメガホンを取ったアダム・ウィンガード監督が続投の交渉中にある。米The Hollywood Reporterが報じている。
「モンスターバース」は2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』に始まり、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)と続いてきた。最新作は、2021年3月に海外で封切りを迎えた『ゴジラvsコング』(日本では5月14日公開予定)。二大怪獣、ゴジラとキングコングが遂に直接対決を果たし、モンスターバースの集大成作品として製作された。
『ゴジラvsコング』にて、モンスターバースは幕を閉じるかと思われたが、報道によれば製作のレジェンダリーは現在、1作品以上の新作企画に着手しているという。詳細は伏せられているが、次回作のタイトル候補が「Son of Kong」であると伝えられている。日本語にして「コングの息子」という意味だ。また、モンスター同士の対決を描く作品として、『ゴジラvsコング』のアダム・ウィンガード監督が初期の契約交渉にあるとのこと。新作映画の製作スケジュールに関して、現時点で組まれている予定などは無い。
モンスターバース継続の道を開いた大きな要因は、『ゴジラvsコング』の成功にある。同作は、2021年3月末に海外で公開されるや、大ヒットを記録しており、4月26日時点で全世界興行収入は4億660万ドル。新型コロナウイルスのパンデミック後に公開された映画としては最大規模の盛況ぶりを見せている。ウィンガード監督自身、監督としてだけでなく、『ゴジラvsコング』の物語構築やアクションシーンの構想にも大きく貢献したといい、すでにレジェンダリーとは今後のモンスターバースについて「たくさんのアイデアを考案している」という。
ちなみに現在、ウィンガード監督は、1980年代にアメリカで人気を博した同名SFアニメ『サンダーキャッツ(原題:Thundercats)』の映画版や、ジョン・トラボルタ&ニコラス・ケイジW主演のアクション映画『フェイス/オフ』(1997)の新作映画でメガホンを取る予定だ。
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Source: THR