『モービウス』吹替版本編映像が公開 ─ モービウス:中村悠一、親友マイロ:杉田智和の友情と対立

『ヴェノム』シリーズのソニー・ピクチャーズが、マーベルの新たなヴィランを描く『モービウス』が2022年4月1日(金)に日米同時公開となる。このたび本作の日本語吹替版より、主人公モービウス(吹替:中村悠一)と親友マイロ(吹替:杉田智和)の関係が変わり、敵として戦う運命へと繋がる衝撃のシーンが公開された。
天才医師マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)は幼少期から血液の難病を患っていた。同じ病に苦しみ、同じ病棟で兄弟のように育った親友のマイロ(マット・スミス)との関係は、大人になっても変わらないまま。マイケルは自分とマイロのため、一日も早く治療法を見つけ出したいと考え、ついに実験的な治療を自らに施す。それは、コウモリの血清を自らに投与するという“禁断の治療”。マイケルは驚異の肉体と超人的なパワーを手に入れるが、その代償は、抑えきれない“血への渇望”だった……。
公開された日本語吹替版の本編映像は、病気が回復したように見えたモービウスに、自分にもその血清を投与してほしいとマイロが懇願するシーン。モービウスは「ひどいことをしたんだ、マイロ。何人も殺した」と自らの罪を告白するが、マイロは「そんなのどうにでもなる。ヤツらは金で雇われた人殺しのゴロつきだ」「お願いだ、君の頼みを断ったことがあるか? いつだって金を出してやったろう!」とモービウスに迫る。
モービウスは、この治療には“衝動を抑えられない”という副作用があることを強調するが、マイロは聞く耳を持たず、「君は生き続けるが僕は死ぬ。そういうことか?」と口にする。モービウスはマイロに優しく触れると、「これは呪いだよ」と言い聞かせるようにつぶやくのだった。親友を思うあまり治療を拒むモービウスだが、これを境目にふたりの運命は後戻りできないほど大きく隔たり、彼らは敵として戦うことになる……。
ジャレッド・レト演じる主人公モービウスの吹替を務めるのは、マーベル・シネマティック・ユニバースのキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース役の吹替でも知られる中村悠一。親友マイロ役には『エターナルズ』(2021)キンゴ役も記憶に新しい杉田智和、モービウスの同僚である女性医師マルティーヌ役には小林ゆう、FBIの警察官ストラウド役には楠大典、少年時代のモービウス役には田村睦心、少年時代のマイロ役には松本沙羅が起用された。
映画『モービウス』は2022年4月1日(金)全国公開。
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