『ワイルド・スピード』ローマン役俳優、マーベル映画『モービウス』で元捜査官を演じる ─ ジャレッド・レト、吸血鬼ダークヒーローに

映画『ワイルド・スピード』シリーズでローマン・ピアース役を演じている俳優タイリース・ギブソンが、ソニー・ピクチャーズ製作のマーベル映画『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』で元捜査官役として登場することがわかった。
タイリースが『モービウス』への出演交渉に入っていることは、2019年3月上旬、本作の撮影がイギリスで始まったのちに報じられていた。急遽決定されたキャスティングとみられるが、すでにタイリースは撮影に合流。自身のInstagramにて舞台裏での様子を投稿している。
「ダークな精神性、ヴァンパイアを描く映画を撮る時は、キング・イエスのお力をきちんと借りないと」。メイク中の様子を映した映像には、BGMとして説教が流されている。注目すべきは投稿のハッシュタグで、ここには『モービウス』というタイトルのほか、「エージェント・ストロウド(#AgentStroud)」という記述も確認できるのだ。おそらくタイリースは、コミックに登場する元CIAエージェントのサイモン・ストロウドを演じているようである。コミックではモービウスを追跡する人物だが、映画版では…?
『モービウス』はトム・ハーディ主演『ヴェノム』(2018)に続き、ソニー製作でスパイダーマンの宿敵を描く単独映画の第2弾。主人公の科学者マイケル・モービウス/モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイアは、『スーサイド・スクワッド』(2016)『ブレードランナー2049』(2017)などのジャレッド・レトが演じる。マイケルは血液疾患を治療すべく吸血コウモリの人体実験に臨み、吸血鬼のような体質を得たという設定で、コミックでは人間の血を求め、牙を生やし、超人的な身体能力でスパイダーマンと戦った。
ちなみに2019年4月上旬、ジャレッドは『モービウス』の一場面とみられる短い映像をInstagramに投稿している。
ジャレッドとタイリースのほか、本作にはドラマ「ドクター・フー」で11代目ドクター(2010-2014)を演じたマット・スミス、『パシフィック・リム/アップライジング』(2017)のアドリア・アルホナが出演。監督は『デンジャラス・ラン』(2012)『ライフ』(2017)のダニエル・エスピノーサ、脚本は『キング・オブ・エジプト』(2016)『パワーレンジャー』(2017)のマット・サザマ&バーク・シャープレスが務める。
映画『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』は2020年7月31日に米国公開予定。