ヴィゴ・モーテンセン、デヴィッド・クローネンバーグ監督と4度目のタッグを示唆「上手くいけば今夏に撮影」

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005)のヴィゴ・モーテンセン&デヴィッド・クローネンバーグ監督の2人が、新作映画で再び仕事を共にする可能性があるようだ。
モーテンセンとクローネンバーグの新たなコラボレーションが実現すれば、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『イースタン・プロミス』(2007)『危険なメソッド』(2011)に続いて、4度目のタッグとなる。クローネンバーグにとっては、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014)以来の監督作となる見込みだ。
このたび米GQの取材に応じたモーテンセンは、クローネンバーグとの今後について問われたところ、「念頭に置いているものはあります」と新作映画について口を開いた。「彼がかなり前に執筆していたもので、製作までには至らなかったものです」。どうやら、クローネンバーグが長年温めてきた念願の企画のようだ。
またモーテンセンによると、脚本開発は順調に進んでいる模様。撮影開始も決して遠い未来のことでは無さそうだ。「洗練されていて、上手くいけば今年(2021年)の夏には撮影することが出来るでしょう」。ストーリーについては詳細を伏せながらも、「彼の原点に回帰するようなもの」とモーテンセンは説明している。ホラーであり、不思議なノワール・ストーリーだという。
ちなみにクローネンバーグは、近年では俳優としても積極的に活動しており、「またの名をグレイス」(2017-)「スタートレック:ディスカバリー」(2017-)に出演を重ねている。直近では、モーテンセン初監督作『Falling(原題)』にもキャストとして参加した。
Source: GQ