ヘンリー・カヴィルのスーパーマン新作映画、企画はまだ初期段階 ─ ワーナー、脚本家のアイデアを募る

『マン・オブ・スティール』(2013)『ジャスティス・リーグ』(2017)などでスーパーマン役を演じてきたヘンリー・カヴィルが、DCユニバースにカムバックすることが正式に発表された。では、実際にワーナー・ブラザース・ディスカバリーで、スーパーマン映画の進捗状況はどうなっているのだろうか?
カヴィルは少なくともスーパーマンの単独映画1作品には主演したい意向で、その他のDC映画にも登場する可能性もある。『マン・オブ・スティール』の事実上の続編になるとみられるカヴィルの復帰作は、米Varietyによれば、現在スタジオが脚本家からアイデアを募っている最中とのこと。まだ企画は初期段階にあるようだ。
既報によると、続編のプロデューサーには『マン・オブ・スティール』ほか数々のDC映画を手がけてきたチャールズ・ローヴェンが復帰。脚本家の候補者としては『ミッション:インポッシブル』シリーズのクリストファー・マッカリーが挙がっているとも伝えられたが、正式な打診はこれからともいわれており、ワーナー/DCがマッカリーの雇用にどれほどの熱意を抱いているかはわからない。
しかもスーパーマン映画に関しては、『スター・ウォーズ』『スター・トレック』のJ・J・エイブラムスをプロデューサーに、作家&ジャーナリストのタナハシ・コーツを脚本家に迎えた“黒人スーパーマン”企画も存在している。米The Hollywood Reporterによれば、この企画は2022年10月時点で進行中であり、DCユニバースに属さない独立作品として開発されているという。また、2021年10月には『クリード』シリーズのマイケル・B・ジョーダンが製作する黒人スーパーマン作品「Val Zod(原題)」の脚本家が決定したと報道されたが、こちらの進捗状況も不明だ。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの発足によりDCユニバースが大変革の過渡期にあるなか、DC映画の新リーダーとしては『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)のジェームズ・ガン、DC映画でプロデューサーを務めてきたピーター・サフランが就任したことが発表されたばかり。リーダー交代により、カヴィル主演のスーパーマン映画や既存のプロジェクトに影響が及ぶのかどうかは未知だが、今後の展開を注視したい。
Source: Variety, The Hollywood Reporter