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「Ms.マーベル」主演に新人女優イマン・ヴェラニが抜擢 ─ 知名度よりもキャラクターへの忠実度を重視

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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「Ms.マーベル(原題:Ms.Marvel)」の主人公カマラ・カーン役に、新人女優イマン・ヴェラニが起用されたことがわかった。米Deadlineなどが報じている。

パキスタン系アメリカ人という設定のカマラ・カーンは、ニュージャージー州に暮らしている16歳の女子高生。キャプテン・マーベルに憧れる“ヒーローオタク”であるカマラは、ひょんなことから自分の身体を自在に変形させる能力を手にし、Ms.マーベルとして世界のために戦うことになる……。

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報道によれば、MCU初のイスラム系主人公であるカマラを実写化するにあたり、マーベル・スタジオは長期にわたる検討を経て、2020年夏にオーディションを実施。カナダ出身のイマン・ヴェラニは、8月下旬から9月上旬ごろに出演が決定したとされる。マーベルは当初から、知名度よりもキャラクターに忠実な人材を起用する計画だったとのこと。Instagramの投稿には「言葉もありません、興奮しています。成功を祈っていて」、プロフィールには「夢は大きく。叶うかもしれない」との言葉が記されている。

イマンにとって「Ms.マーベル」は初めてのハリウッド作品となるが、2019年のトロント国際映画祭では、選出作品をより多くの観客に届けるためのプレゼンターを若者が務める企画「Next Wave Committie」に参加。Apple TV+映画『ハラ』(2019)を紹介し、より多様な性、国、人々による物語が必要だと語ったという。ちなみに映画祭の公式サイトでは、「映画であなたを演じるとしたら誰がいい?」との質問に「アイアンマンでしょ」と答えている。

「Ms.マーベル」の脚本・製作総指揮は、「セックス・エデュケーション」(2019-)の新鋭ビシャ・K・アリ。エピソード監督は『バッドボーイズ フォーライフ』(2020)アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー、アカデミー賞受賞作『セイビング・フェイス 魂の救済』(2012)シャーミーン・オベイド=チノイ、「ウォーキング・デッド」(2010-)「Titans/タイタンズ」(2018-)のミーラ・メノンが務める。

ちなみに、Ms.マーベル/カマラ・カーンは本作を経て、その後のMCU映画にも登場する見込み。新ヒーローと新人女優によるデビュー戦に期待せよ。

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Sources: Deadline, The Hollywood Reporter, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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