キアヌ・リーブス、『マトリックス』第5作の可能性に言及 ─ プロデューサーは続編計画が無いことを明言

『マトリックス レザレクションズ』に続く『マトリックス』シリーズ第5作の可能性について、主演のキアヌ・リーブスが言及した。先日、監督・脚本のラナ・ウォシャウスキーが新3部作の製作を否定していたばかりだ。
21世紀末から22世紀初頭にかけて伝説的SFトリロジーを残した『マトリックス』は、2021年に『マトリックス レザレクションズ』として復活。本作を皮切りに新3部作の開幕に期待を寄せるファンも多いだろうが、その可能性にラナ・ウォシャウスキー監督は「ノー」と答えていた。
今回、英Empireでは『レザレクションズ』に次ぐ第5作について、W主演を務めたキアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスに直撃。これにキアヌは、「え?もう1作ですか?“レザレクションズ レダックス(復活の復活の意)”ですね」とジョーク交じりに反応するも、シリーズ継続に否定的な意見を述べた。
「そうは思いませんね。ラナは、新しい『マトリックス』を作ろうと思っていないのではないでしょうか。」
これには、プロデューサーのジェームズ・マクティーグも同意であるらしい。マクティーグは米Colliderに「現時点では、今ご覧になっている映画(『レザレクションズ』)のみです。前日譚も続編も検討しておりません。新しい3部作はございません」と述べている。
以前、米ワーナー・ブラザースのアン・サルノフCEOは「ラナが映画を作りたいという姿勢であれば、我々は全面的に協力します」と語っていたが、そのラナ・ウォシャウスキーがシリーズ継続に否定的であれば、映画としての『マトリックス』は『レザレクションズ』で幕を閉じることになるだろう。
その一方でかつては、シリーズ生みの親であるウォシャウスキー姉妹不在のまま、別のクリエイターが『マトリックス』の新作を進めていたという話もある。シリーズの今後は未知数だが、仮にも第5作が製作されるとなれば、主演2人も協力する意向のようだ。キアヌは「もし彼女(ラナ)からお誘いを受けたら、喜んでやります」と語り、これにキャリ=アンも「最高ですね」と応じている。