『ブラックパンサー』ネイモア役俳優、アクアマンと比較され「すごいよ母さん、僕とジェイソンが話題になってるよ」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』に初登場したネイモアは、海底王国タロカンの王にして、水・陸でも自由に呼吸が出来るキャラクター。その設定ゆえに、DC映画『アクアマン』(2018)の主人公と比較されがちだ。
ネイモアよりも先にアクアマンが実写版映画デビューしたため、これまで知名度ではアクアマンが優っていた。しかし、実際にはネイモアがマーベル・コミックに登場したのは1939年で、その2年後にアクアマンがDCコミックでデビューしている。コミックでは両キャラクター共に海底王国アトランティス(同名)の王で、水中を主に高い戦闘力を持つ。そういった類似点を踏まえ、アクアマン役のジェイソン・モモアの演技なども含め、どれほどアクアマンを意識していたのか質問されたネイモア役のテノッチ・ウエルタが、米Rolling Stoneで答えている。
「彼(モモア)と比較されるなんて光栄なことです。彼は卓越した俳優で素晴らしい人ですからね。彼はハリウッドの映画スターで、みんなが彼と僕を比較するなんて。“すごいよ母さん!みんなが僕とジェイソンのことを話題にしているんだ!”と騒いでいました。最高ですよ!」

ウエルタは、アクアマン役のモモアと比較されてプレッシャーを感じるのではなく、光栄に思っている様子。続けて、アクアマンとネイモアの違いについても語っている。
「キャラクターについて語ったら、彼らは全然違うと思います。シャザムとスーパーマン、あるいはサノスと他のヴィランを、単にヴィランというだけで比較するようなものですから。
僕にとって、2人はスーパーヒーローであり、水中からやって来たというだけなんです。一人はマヤ人・メソアメリカ人であり、もう一人はギリシャ神話に登場するアトランティス人だし、異なる文化と背景、そして異なるパワーを持っています。アクアマンはクジラや全ての動物とコミュニケーションを取れるけど、ネイモアは出来ないからね。
だから、僕にとっては違うキャラクターなんです。でも、もしジェイソンと比べられたら光栄ですよ。彼はすごくハンサムだからね!」
「アクアマンとの比較は光栄だ」と繰り返したウエルタだが、「2人が闘ったら、もちろんネイモアがアクアマンを倒しますよね」と言われると、「そうだね(笑)」と回答。自身が演じるキャラクターの肩を持った。
なお、『ブラックパンサー』シリーズ第3作については未知数だが、プロデューサーのネイト・ムーアは「すでにアイデアはある」 と語っていた。ネイモアのカムバックに期待しよう。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は公開中。
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Source:Rolling Stone