リーアム・ニーソン、脱獄スリラーの囚人役で主演

『96時間』シリーズのリーアム・ニーソンが、新作スリラー映画『The Riker’s Ghost(原題)』で主演を務めることがわかった。米Deadlineが報じている。
あらすじの詳細はほとんど伝えられていないが、本作でニーソンが演じるのは囚人役。あることをきっかけに、テロリストの脱獄に協力してしまうという役どころだ。
メガホンを取るのは、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)や『クライング・ゲーム』(1993)、『グレタ GRETA』(2018)などを手がけてきたニール・ジョーダン監督。『クライング・ゲーム』では、アカデミー賞6部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。
ニーソンとジョーダン監督は、アイルランドの独立運動家であるマイケル・コリンズの生涯を描いた『マイケル・コリンズ』(1997)で既にタッグ済みで、ハードボイルド小説の名キャラクターを映像化した『Marlowe(原題)』(2023)も共にしている。
本作について「脱獄を題材にしたユニークな作品になる」と語るジョーダン監督によれば、ニーソンが演じるキャラクターは「ただ刑期を終えたいだけの人物が、投獄から自由を求めて裸一貫で乗り出す」と言うことだ。
脚本を担当するのは、『スペンサー・コンフィデンシャル』(2020)脚本のショーン・オキーフと『ダンジョン&ドラゴン2』(2006)脚本のブライアン・ラドニック。プロデューサーには、アラン・モロニーとスティーブ・リチャーズが名を連ねており、『猿の惑星: 創世記』の監督を務めたルパート・ワイアットも参画する。
ニーソンはこれまでに、『96時間』シリーズ(2009、2013、2015)や『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)、『バットマン ビギンズ』(2005)、『シンドラーのリスト』(1994)に出演。一時はアクション映画引退宣言も話題となったが、今も年数本のペースで精力的な活動を続けており、2023年3月3日には主演新作『ブラックライト』の日本公開も控えている。
『The Riker’s Ghost(原題)』は、2023年9月に撮影開始予定。
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Source:Deadline
Text:山野井俊、中谷直登