「デアデビル」ほかNetflixのマーベルドラマ6作品、2月末で配信終了へ ─ 配信権がディズニーに移動

「Marvel デアデビル」(2015-2018)をはじめとするマーベル原作のNetflixシリーズが、2022年2月いっぱいでNetflixでの配信を終了することがわかった。米Deadline、Varietyが報じている。
2月28日かぎりでNetflixでの配信が終了するのは、「Marvel デアデビル」のほか、「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」(2015-2019)「Marvel ルーク・ケイジ」(2016-2018)「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)「Marvel パニッシャー」(2017-2019)のほか、クロスオーバー作となった「Marvel ザ・ディフェンダーズ」(2017)の計6作。報道によると、一連のシリーズはNetflixとのライセンス契約がこのたび終了し、権利はディズニーに戻るという。
もとより本件は、ファンがNetflixのサービス上で「配信終了日:2月28日」との表記を見つけたことから発覚し、最初にSNSで話題となっていたもの。その後、米国メディアが権利関係の情報を伝えたという経緯だ。ディズニー/マーベル側は今後の配信計画を明かしていないが、近く新たな配信プラットフォームが告知されるものとみられる。米国ではディズニープラスかHuluのいずれかと考えられるが、日本を含む諸外国ではディズニープラスに統一されているため、日本の場合あまり選択肢はなさそうだ(米国では大人向け作品はHuluにて配信されているため、6作品はこちらにあてはまる可能性も高い)。
Netflixで配信されていた6つのシリーズは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に当初から属していたものの、映画作品を手がけていたマーベル・スタジオではなく、テレビ部門のマーベル・テレビジョンが製作していた。マーベル社内の再編により、2019年10月にマーベル・テレビジョンはマーベル・スタジオに統合されたため、現在はテレビシリーズも同社のケヴィン・ファイギ社長が指揮を執っている。ファイギ社長は以前からNetflixシリーズのリバイバル/リブートを示唆していたが、2021年末からは具体的にその動きがみられていた。今回の権利移動に伴い、ファンの間ではさらなる展開にも期待が寄せられている。