【ネタバレ】『ターミネーター:ニュー・フェイト』ジョン・コナー役エドワード・ファーロングが感想を語る

この記事には、映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』冒頭シーンのネタバレが含まれています。
『ニュー・フェイト』エドワード・ファーロングの感想
『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、シリーズのファンほど衝撃的なオープニングから始まる。スカイネットの破壊によって“審判の日”が防がれてから数年後、穏やかな日々を送っていたサラ&ジョン・コナー親子の前にT-800が現れるのだ。危機を察知するもサラの力は及ばず、突如としてジョンは無残にも殺されてしまう。このシーンに登場するジョンは、『T2』ジョン役のエドワード・ファーロングをCGでそっくり再現したもの。ファーロング自身の名前は「ジョン・コナー・レファレンス(参考)」としてクレジットされ、実際の身体は子役ジュード・コリーが担当した。
本作にファーロングが出演していることは、2019年7月にキャメロンの口から直接発表されており、どのような形で登場するのかにファンの注目が集まっていた。ファーロング自身は「小さい役」だと早くから明かしていたが、この登場は多くのファンにとって予想外だっただろう。

今回、コンベンション・イベントに登場したファーロングは、ファンから『ニュー・フェイト』登場の感想を求められ、「ひどい目に遭っちゃったよね」と笑顔を浮かべながら話した。
「ああいう役だったんですよ。僕は1日だけ撮影に行きました。CGの仕事も少しだけやって、それでお金をもらったんです。だから、つまり…落ち込みはしましたよ。だって映画1本にまるごと出たかったし、それでたくさんお金も欲しかったから(笑)。僕は(ジョン・コナーを)もっと演じたい。だけどどうなるかは分かりません。」
現在、ファーロングはジョン・コナーという役柄に複雑な思いを抱いているようだ。以前のインタビューでは『T2』を「ずっと観ていない、思い出すことさえできない」「年を取るほど、(昔の)自分を観るのがつらくなっている」とコメント。一方、『ニュー・フェイト』出演についてコメントを求められた際には、「自分は恵まれていると思います。本当にうれしかったですよ」「演じられて本当に幸せです」とも語っていたのだ。
果たして『ニュー・フェイト』のジョン・コナーについて、ファーロングの本心はどこにあるのだろう。落ち込んだのか、それとも幸せだと心から思えたのか。もしもその両方であったとしても、人間の心理として矛盾しているとは言いがたい。
ともあれ、このインタビューで明らかになったのは、『ニュー・フェイト』冒頭のジョンは、確かにファーロングが一度演じたものらしいということだ。あくまでクレジットは「レファレンス」にとどまっているが、ファーロング自身の現在の演技が、『T2』当時そのままに再現された身体にも表れていたのである。
映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は2019年11月8日(金)より全国公開中。
Sources: Bloody Disgusting