『ターミネーター:ニュー・フェイト』上映時間が判明 ─ 米国オープニング興行収入、シリーズ記録更新ねらう

『ターミネーター』シリーズの最新作にして、傑作『ターミネーター2』(1991)の正統なる続編『ターミネーター:ニュー・フェイト』の上映時間が明らかになった。イギリスの映像審査機関、全英映像等級審査機構のウェブサイトにて告知されている。
現在の発表によると、『ターミネーター:ニュー・フェイト』の上映時間は128分3秒(2時間8分3秒)。シリーズ映画が比較的長尺になりがちな傾向を鑑みると、2時間を超えてこそいるが、長すぎない尺に収まったというべきだろう。

『ターミネーター』シリーズの過去作品と比較すると、本作は『ターミネーター2』(1991)劇場公開版の137分に次いでシリーズ史上2番目の長さとなる。なお、第1作『ターミネーター』(1984)は108分、『ターミネーター3』(2003)は109分、『ターミネーター4』(2009)は114分、第5作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)は125分だった。
シリーズの創造主であるジェームズ・キャメロンが脚本・製作として復帰している本作では、キャメロン自らシリーズの過去作品を検討し直し、“『ターミネーター』はかくあるべし”というストーリーの形を模索したとのこと。その作業から導き出されたのは、「なるべく時間の流れはひとつにして、シンプルにする。そして、すべての出来事を36~48時間で展開させる」というスタイルだった。『デッドプール』(2016)を手がけたティム・ミラー監督の演出もあいまって、きっと128分をあっという間に駆け抜ける作品になっているはず!
なお2019年11月1日の米国公開に先がけて、米Deadlineは『ターミネーター:ニューフェイト』の米国オープニング興行収入(3日間)の早期予測を「4,000万ドル以上」と発表している。今後のプロモーションによって大きく変動する数字だが、このまま推移すれば、シリーズ史上最高の初動成績も夢ではない。記録を保持しているのは『ターミネーター3』の4,400万ドルだが、本作は『ターミネーター2』の正統なる続編であり、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの復帰、ジェームズ・キャメロンの参加が大きな売りなのだ。なお、スタジオは男性の全年齢層を主なターゲットに見込んでいるという。
映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は2019年11月8日(金)全国ロードショー。