トム・ハンクス主演『News of the World』米予告編 ─『キャプテン・フィリップス』ポール・グリーングラス監督との再タッグ作

『キャプテン・フィリップス』(2013)のトム・ハンクス主演、ポール・グリーングラス監督最新作『News of the World(原題)』より米国版予告編が公開された。
『News of the World』は、作家ポーレット・ジルズの同名小説を基に南北戦争の終結から5年後を舞台にした作品。経験豊富な元兵士ジェファーソン・カイル・キッドは、町を転々としながらニュースを人々に読み伝える仕事に就いている。旅を続ける中、アメリカ・テキサス州の平原で、4歳の頃に先住民族にさらわれ、育てられた10歳の少女ヨハンナと出会う。そして、少女の意志に反しながらも、彼女の実の叔父叔母の下に送り届けることに。ジェファーソンとヨハンナは故郷と呼べる場所を求める中、容赦ない自然と邪悪な思惑を持つ人間達に立ち向かうことになる。
予告編は、ジェファーソンがニュースの仕事に励む姿から始まる。馬と共に旅を続ける中、辿り着いた平原には破壊された馬車と血痕が地面に付着していた。何者かの気配を感じて振り返ると、一人の少女を発見。しかし、直ぐに逃げられてしまう。「止まりなさい!君を傷付けたりはしないから!」と必死に追いかける。何とか少女に追い付いたジェファーソンは、敵意が無いことを伝えるも、素気ない態度を取られてしまう。
そして、焚き火の中、英語を話すことも読むことも出来ない少女の為に、手紙のようなものを代わりに読み上げるジェファーソン。そこには少女の名前がヨハンナであること、6年前に先住民族に家族を殺されたことなどが綴られていた。そして、周囲に止められながらも、ジェファーソンはヨハンナを彼女の叔父祖母の下に送り届けることを決意する。「少女の為にそこまでする必要があるのか?」「彼女は笑ったり、夢を見たりしないといけない」。
二人は旅を続ける中、次第に仲を深めていく。しかし、二人の前に容赦ない自然災害が発生したり、武装した集団が彼女を奪い去ろうとしたりと、旅は一筋縄ではいかない。そして、予告編の最後には激しい銃撃戦を繰り広げる場面まで……。
出演者にはジェファーソン・カイル・キッド役を務めるトム・ハンクスの他、ヨハンナ役に『System Crasher(英題)』で高く評価されたヘレナ・ゼンゲル、『リンカーン』(2012)のエリザベス・マーヴェル、「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」(2011)のメア・ウィニンガムなどが名を連ねている。脚本を務めたのは、『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)『ビューティフル・ボーイ』(2018)のルーク・デイヴィス。製作には、『グレイハウンド』(2020)のゲイリー・ゴーツマン、『リリーのすべて』(2015)のゲイル・マトラックスなどが名を連ねている。音楽は、『シックス・センス』(1999)『ダークナイト』(2008)など錚々たる作品を手掛けてきたジェームズ・ニュートン・ハワードだ。
映画『News of the World(原題)』は、2020年12月25日に米国公開予定。
▼トム・ハンクス の記事
『トイ・ストーリー5』トム・ハンクスもウッディ役で復帰?「戻って来ます」と実弟が示唆 あんたは俺の相棒だぜ! オースティン・バトラー、トム・ハンクスから『エルヴィス』出演後のメンタルを心配されていた 撮影終了翌日にウイルス感染も トム・ハンクス、デジタル若返りに好意的「私が明日死んでも、演技は続けられる」 ─ 新作映画で初挑戦 いまや珍しいものでもなくなりました ウェス・アンダーソン最新作『Asteroid City』予告編が米公開 ─ トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、マーゴット・ロビーら豪華共演 今回もめっちゃ豪華 トム・ハンクス&ロビン・ライトがロバート・ゼメキス監督の新作映画で最先端デジタル若返り ─ リアルタイムでフォトリアルなディエイジング、フェイス・スワップを可能に 新技術「Metaphysics Live」採用
Source: Deadline