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サミュエル・L・ジャクソン『キャプテン・マーベル』に両目で出演することをネットで知る ― 片目での撮影秘話も

©THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でサミュエル・L・ジャクソンが演じているニック・フューリーは、左目を黒い眼帯で覆っていることが大きな特徴だ。なぜ隻眼なのか、いつからその姿なのか……といった過去の謎について、未だ劇中では明かされていない。

ところが2019年公開の映画『キャプテン・マーベル(原題:Captain Marvel)』の舞台は1990年代、しかもフューリーは隻眼になる以前の姿で登場するという。なんと演じているジャクソン自身は、この情報をインターネットを通じて知ったようだ。

新作『ザ・ヒットマンズ・ボディガード(原題:The Hitman’s Bodyguard)』のプロモーションのため、映画情報サイト「ファンダンゴ」のインタビューに応じたジャクソンは、『キャプテン・マーベル』にフューリーが両目で登場することについて「そうらしいですね。ネットで読むまで知らなくて」と答えている。

またジャクソンは、両目で撮影に臨むことへの感想をこのようにも話しているのだ。

「良いですよ、両目でも仕事はできますから。セリフが覚えやすくなりますね。」

共演者のライアン・レイノルズ(デッドプール!)に「彼は両目で演じるのが得意なんで」と横から茶々を入れられつつ、ジャクソンは『アイアンマン』(2008)で初めてフューリー役を演じた際の苦労を振り返っている。

「妙なことがあって…。初めて片目でニック・フューリーを演じた日、セリフが思い出せなかったんですよ。移動で疲れてるんだと思ってたら、セリフを両目で覚えてたことに気づいてそれから片目をふさいでセリフを覚えるようにしました。変な話ですけど、それでうまくいったんですよ。」

話を聞いていたレイノルズに「スゴい、見て覚えてるんですね」とリアクションされているあたり、この方法は俳優の能力としても特殊なのかもしれない。両目か片目かという問題は、ジャクソンにとっては視野以外にも大きな影響を与えるものだったようだ。

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月8日に全米公開予定
ちなみにサミュエル・L・ジャクソン&ライアン・レイノルズという最強コンビによるアクション・コメディ『ザ・ヒットマンズ・ボディガード』は2017年8月18日に米国公開される(日本公開は不明)。

Sources: http://www.cbr.com/sam-jackson-captain-marvel-casting/
https://www.facebook.com/Fandango/videos/10154810479076200/

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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