ニコラス・ケイジ、何度観ても飽きない映画は『千と千尋の神隠し』と『地獄の黙示録』─ タッグを組みたい監督や後世に残したい出演作は?

『ナショナル・トレジャー』『ゴーストライダー』シリーズをはじめ、『フェイス/オフ』(1997)『ワールド・トレード・センター』(2006)など、数々の話題作に出演してきたニコラス・ケイジにとって、“何度観ても飽きない映画”とは一体何なのだろうか?
2022年4月9日(現地時間)に開催されたRedditのイベント、「Ask Me Anything」にてニコラス・ケイジが登場。タイトルの通り、どんな質問にも俳優が答えるという企画だ。“何度観ても飽きない映画”について質問を受けたニコラスは、「『地獄の黙示録』と『千と千尋の神隠し』」と答えている。1979年に公開された『地獄の黙示録』は、ベトナム戦争の闇を描いた壮大な戦争映画。カンヌ国際映画祭では最高賞、パルム・ドールに輝いた。ちなみに同作にてメガホンをとったフランシス・フォード・コッポラは、ニコラスの叔父にあたる人物である。
宮崎駿の監督作『千と千尋の神隠し』(2001)もまた映画史に残る一作だ。ベルリン国際映画祭では金熊賞に輝き、アメリカではアカデミー賞・長編アニメーション賞を受賞。日本国内では、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020)が公開されるまで歴代興行収入で首位を維持していた。ニコラスは宮崎駿監督が放った独特の世界観に魅了され続けているようだ。
「Ask Me Anything」ではほかにも、“今後仕事を共にしてみたい監督”、“後世に残したい自身の出演作”について答えたニコラス。“引退は絶対にしない”と公言するニコラスが、タッグを望む監督として挙げたのは、『ダークナイト』トリロジーや『TENET テネット』(2020)などのクリストファー・ノーラン、『ブラック・クランズマン』(2018)などのスパイク・リー、『ミッドサマー』(2019)のアリ・アスター、『ライトハウス』(2019)のロバート・エガース監督だ。巨匠から鬼才まで勢揃いしている。
なお、“自身が出演した作品で、3つだけ後世に残せるとしたら、どれを選びますか?”という質問に対しては、マーティン・スコセッシ監督による『救命士』(1999)、マイク・フィギスがメガホンをとった『リービング・ラスベガス』(1995)、そして2021年に米国で公開され、評論家から絶賛された『Pig(原題)』と答えた。ちなみに『Pig』は、ニコラスふんするトリフハンターが大事な豚を誘拐され復讐を誓う物語だ。
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Source:Reddit