ニコラス・ケイジ、俳優引退は「絶対にしない」と宣言 ─ 堅実すぎるその理由とは

俳優ニコラス・ケイジは、引退を絶対にしないらしい。10代から続けてきた俳優としてのキャリアは40年。3年後には60歳を迎えるケイジが一生現役を決めている理由が、ものすごく堅実だった……。
1981年、17歳の時にコメディ映画『The Best of Times(原題)』で役者デビューを飾ったケイジ。6年後の1987年には『月の輝く夜に』でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされ、1995年には『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞主演男優賞を受賞するなど、早くしてハリウッドでの成功を掴んだ。こうした輝かしい経歴も去ることながら、ケイジのスゴさはその勤勉さである。フィルモグラフィーを見ていくと、1985年を除き毎年何かしらの作品に出演しているのだ。
そんなケイジ、米Entertainement Weeklyとの取材では生涯現役を宣言している。俳優引退について「いやいやいや、絶対にありえません」と話すケイジは「僕が映画でやってきたことというのは、自分にとって守護天使のようなものなんです」と自身の人生観、仕事観を明かしている。
「僕にはそれ(仕事)が必要なんです。働いているときは普段より健康ですし、自分の人生体験を表現できる前向きな場所が必要なんです。映画作りというものが僕にとってはその場所でした。なので、僕は絶対に引退しません。」
近年のケイジの働きぶりは20〜40代の時を超えるペースで、2018年と2019年それぞれで6本の作品に出演した。直近では、放送禁止用語の歴史を紹介するNetflix番組「あなたの知らない卑語の歴史」(2021)や、ニコラス・ケイジ役を演じる映画『The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)』、園子温監督とタッグを組んだ『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(2021年10月8日公開予定)など、演者としての幅を広げる作品にも挑戦している。
生涯現役を貫いているイメージの俳優といえば、クリント・イーストウッドやモーガン・フリーマン、アンソニー・ホプキンスなどが挙げられる。80歳を超えても名作を生み出し続けている彼らのように、ケイジにも素敵なキャリアを歩んでいってもらいたい。
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Source: Entertainement Weekly