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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ボンドウーマン・パロマ、アナ・デ・アルマスのために作られた役だった

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
Getty Images for EON Productions, Metro-Goldwyn-Mayer Studios, and Universal Pictures

『007』シリーズ最新作、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)が公開されるや、大きな話題を呼んでいるエージェント・パロマ。このボンドウーマンは、アナ・デ・アルマスのために作り上げられた役だったようだ。

ボンドウーマンといえば、ジェームズ・ボンドを愛し裏切り、翻弄する存在として登場することが多かったが、今度のエージェント・パロマは、ボンドとともにキューバでの任務で活躍し、ドレス&ハイヒール姿で激しい銃撃戦を繰り広げていた。かつてないボンドウーマン像を作り上げたのは、キャリー・フクナガ監督。2020年のインタビューにてフクナガは、「アナのために特別に考案したもので、これまで彼女が演じたことのないようなユーモアのあるキャラクターにしようとしました」と説明していた

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の脚本は、キャリー・フクナガをはじめ複数人で共同執筆されており、パロマをとらえたシーンの多くは、「Fleabag フリーバッグ」(2016-)「キリング・イヴ/Killing Eve」(2018-)のフィービー・ウォーラー=ブリッジが担当したとのこと。フィービーによる作品の特徴は、ときに機知に富み、ときに辛辣なユーモアだ。その功績は大きかったようで、THE RIVERとのインタビューでもアナ・デ・アルマスは、「フィービーはユーモアのセンスを兼ね備えていて、それは彼女特有のものであり、脚本にもそれが反映されていたので、とても素晴らしかったです」と称賛していた

やはりパロマを作り上げる上では、“ユーモア”が重要な要素となっていたようだ。本作をすでに鑑賞している方であれば、卓越した戦闘術だけでない、パロマのユーモアあふれるキャラクター性に魅了されたに違いない。アナ・デ・アルマスふんするかつてないボンドウーマンがみられる『007』シリーズ最新作、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は絶賛公開中だ。

Source: Vanity Fair 

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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