クリストファー・ノーラン、新作映画が2020年夏に米国公開決定 ─ 『ダンケルク』以来3年ぶり

『ダークナイト』3部作や『ダンケルク』(2017)などで知られる、“現代の巨匠”クリストファー・ノーラン監督の新作映画が2020年夏に米国公開されることがわかった。米ワーナー・ブラザースが発表した。
報道によると、ノーラン監督による新作映画(タイトル未定)は2020年7月17日に米国公開予定。前作『ダンケルク』と同じく7月3週目の米国公開とあって、ぴったり3年ぶりの新作となる。現時点で公開日以外の情報は不明だが、米The Hollywood Reporterによれば、すでにワーナーは本作を「イベント映画(event film)」と形容しているということだ。

DCコミックスの人気ヒーロー「バットマン」を独自のアプローチで映画化した『ダークナイト』3部作や、夢と現実のあわいを舞台としたスパイアクション『インセプション』(2010)、宇宙や時間、人間の存在や愛といった巨視的なテーマをそのまま映像化した『インターステラー』(2014)など、ノーラン監督の手がけてきた作品は、どれも緻密なストーリーテリングと圧倒的な映像体験が大きな魅力となっている。初の戦争映画となった『ダンケルク』を経て、監督はどんな作品を用意しているのだろうか?
なおノーラン監督といえば、脚本の執筆時から撮影段階にいたるまで、徹底した秘密主義を貫くことで知られている。おそらく本作も、映画の全貌が明らかになるのは当面先のこととなるだろう。ともあれ、映画ファンにとってはまたひとつ大きな楽しみが増えたことになる。
クリストファー・ノーラン監督の新作映画(タイトル未定)は2020年7月17日に米国公開予定。前作『ダンケルク』Blu-ray&DVDは発売中。