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クリストファー・ノーラン、新作は映画3本分のボリュームに ─ ロバート・パティンソンが示唆

ロバート・パティンソン クリストファー・ノーラン
[左]Photo by Maximilian Bühn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Robert_Pattinson_Premiere_of_The_Lost_City_of_Z_at_Zoo_Palast_Berlinale_2017_02.jpg [右]Photo by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Christopher_Nolan_Cannes_2018.jpg

『ダークナイト』3部作や『インターステラー』(2014)、『ダンケルク』(2017)などの映画監督クリストファー・ノーランによる新作映画(タイトル未定)は、どうやら破格のスケールとボリュームで届けられることになりそうだ。

出演者のひとりである、『トワイライト』シリーズや『グッド・タイム』(2017)のロバート・パティンソンは、米azcentral.comにて、本作が「映画3本分」の内容になっていることを示唆している。久々の大作出演を決意した理由について、以前「クリストファー・ノーランの映画だから」だと述べていたロバートは、今回このように語っているのだ。

「俳優としてコントロールできるのは、映画に出るのか、あるいは出ないのかということだけ。重要な監督とご一緒することは、自分自身の選択に自信を与えてくれるんです。だからクリストファー・ノーランの大作に出るんですよ。長年見てきた中で、一番クレイジーな作品ですよ。映画3本分の長さ(length)があるんです。」

ここでロバートは「長さ」と述べているが、もし実際に脚本の長さが映画3本分なのだとすれば、それは到底1本の映画に収まるものではないだろう。したがってロバートは、作品の要素が映画3本分ある、それくらいのボリュームと充実感を保証できる作品だと言っているものとみられる。仮に映画1本を80分とみても、本当に3本分あったら4時間の超大作になってしまうのだ。ちなみにノーラン監督作品のうち最も長いのは、『インターステラー』(2014)の2時間49分。思い返せば『インターステラー』も、とても映画1本とは思えない内容だった……。

2019年4月現在、ノーランによる新作のプロットは明かされておらず、その内容は謎に包まれたまま。「大スケールの革新的ブロックバスター映画」だと伝えられているほか、ジャンルは「世界をめぐる冒険映画」で、ノーラン作品ではおなじみの「時間」がテーマに関わっているほか、『インセプション』(2010)に通ずる要素も含まれているという。ちなみに、ロバートは本作の脚本を「夢のような出来栄え」だと絶賛していた

出演者はロバートのほか、『ブラック・クランズマン』のジョン・デヴィッド・ワシントン、『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)のエリザベス・デビッキら。タイトルやストーリー、その他キャストの正式発表が待たれる。

クリストファー・ノーランの新作映画(タイトル未定)は2020年7月17日に米国公開予定

Source: azcentral

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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