ニコール・キッドマン&イーサン・ホーク共演、『ライトハウス』監督初大作の米公開日決定 ─ ノルウェーの王子による復讐劇

『ウィッチ』(2015)『ライトハウス』(2021年7月9日に日本公開)などで知られる、ロバート・エガース監督の新作映画『The Northman(原題)』の米国公開日が、2022年4月8日に決定した。米Deadlineなどが報じている。
ロバート・エガース監督初となるこの大作映画には、錚々たる豪華俳優陣が集結した。ニコール・キッドマンやイーサン・ホークをはじめ、『ライトハウス』につづくタッグとなるウィレム・デフォー、『ウィッチ』につづくアニャ・テイラー=ジョイ、アレクサンダー・スカルスガルド、そして『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)など女優としても活躍中、ミュージシャンのビョークが名を連ねている。
そんな名だたる俳優陣が集う本作は、10世紀のアイスランドを舞台に、ノルウェーの王子による亡き父親の復讐を描く物語。出演者の役どころについては依然として不明のままだが、既報では、ビョークはスラブ民族の魔女役として登場するとのことだ。これには魔女の恐怖を描いた『ウィッチ』を思い起こす方もいるだろう。ビョークが魔女役として登場することが事実であれば、本作も単なる歴史映画にはならなそうだ。
なお、このたび発表された米公開日は少しばかり異例とも言えるだろう。前作『ライトハウス』は、カンヌ国際映画祭(5月開催)にて初披露目となり、現地の批評家から絶賛の嵐だった。そのため最新作では、カンヌのコンペ入りを狙うものと思われていたが、どうやらそうはならなそうだ。ヴェネツィア国際映画祭(8・9月開催)への出品の可能性も時期的に低いため、サンダンス映画祭(1月開催)、もしくはベルリン国際映画祭(2月開催)への出品を視野に入れているのかもしれない。
Source:Deadline