『ノッティングヒルの恋人』続編、ヒュー・グラントが構想する物語がまったく心温まらない

ロマンティック・コメディの金字塔『ノッティングヒルの恋人』(1999)の続編に、主演を務めたヒュー・グラントが前向きな姿勢を見せている。しかし、彼が思い描く続編は、前作のような心温まる作品にはならなそうだ……。
本記事では、『ノッティングヒルの恋人』の結末に言及しています。
『ノッティングヒルの恋人』は、イギリス・ロンドンのノッティングヒルで書店を営む冴えない男、ウィル(ヒュー・グラント)の恋愛模様を描いた作品。ある日、人気女優のアナ(ジュリア・ロバーツ)がウィルの書店に訪れる。一瞬にして恋に落ちるが、住む世界が異なる二人は、距離を縮めることが中々出来ずにいた。そして別の問題まで生じて、二人の関係は更に引き離されてしまうことに。
この度、米HBOのインタビューにヒュー・グラントが登場した。「ロマンティック・コメディで再び主演を務めることに興味はありますか?」と尋ねられたところ、「私が過去に出演した、ロマンティック・コメディの続編をやりたいです。本編後の出来事について描く内容で」と答えた。
本編でウィルとアナは最終的に結婚する。しかし、ヒューが構想する続編では、二人の仲睦まじい夫婦生活を覗くことは出来なさそうだ。
「彼らが幸せな結末を迎えたというのが、如何に酷い嘘だったのかを暴きたいですね。私とジュリア(・ロバーツ)が、醜い離婚劇を繰り広げるみたいな。高額の弁護士を雇い、子供の親権者争いをして、溢れるような涙を流すような離婚劇を描きたいです。心の傷として一生残るような。そのような映画であれば、是非ともやりたいですね。」
様々な苦難を乗り越えて恋を実らせた二人であれば、今でも幸せの日々を送っているに違いないと想像する方も多いだろう。しかし、ヒューにとっての現実とは離婚を描くことなのかもしれない……。
Source: HBO , Cinema Blend