『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ボンド最後の地に墓石が建立される、現地観光チームが動画を公開

映画『007』シリーズ6代目ジェームズ・ボンドとして知られるダニエル・クレイグの功績を称えるべく、卒業作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ラストシーンの撮影地となったデンマーク領フェロー諸島に、ジェームズ・ボンドの墓石が建立されたことがわかった。企画した現地観光チームが動画を公開している。
この記事には、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のネタバレが含まれています。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラスト、ジェームズ・ボンドは、宿敵・リュートシファー・サフィンの野望を阻止し、マドレーヌと娘のマチルドを救出すべく、基地があるポイズン・アイランドに潜入した。世界滅亡の危機を止めるには島全体を破壊しなければならず、さらには家族のために島を脱出するわけにはいかないことを悟ったボンドは、島で一人空を見上げ、何本ものミサイルの着地と共にその生涯を終えたのだった。
このポイズン・アイランドでのシーンの撮影地に選ばれたのは、スコットランド、ノルウェー、アイスランドの間に位置するデンマーク領のフェロー諸島。このたびフェロー諸島の観光チームはYouTubeを新たに更新し、世界で最も愛されたスパイに敬意を捧げるべく、ジェームズ・ボンドの墓石を建立したことを報告した。その様子は以下の動画にて確認できる。
『007』シリーズにおいて、真の意味でジェームズ・ボンドの死が描かれたのは本作が初めてのこと。とはいえ、実世界でボンドの墓石が建立されるのは極めて異例だ。墓石には「In Memory of James Bond, 1962–2021.(1962-2021年、ジェームズ・ボンドに捧ぐ)」と刻まれている。
また、墓石の下部には「The proper function is to live, not to exist」という文字が記されているが、これはボンドの死を追悼すべく、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラストでMが引用した一節。ちなみにこの言葉は、小説『007は二度死ぬ』でボンドが日本で殉職したと新聞で報じられた後に、秘書のメアリー・グッドナイトが捧げた追悼文と同じである。
ジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグによれば、ボンドの死は第1作『カジノ・ロワイヤル』(2006)の製作時から決められたものであったという。2021年12月、ボンドの最期について再び言及したクレイグは「とても満足しています」と語っていた。
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