【ネタバレ】『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』マドレーヌの◯◯は2度作られたものだった ─ 制作中の思わぬトラブルとは

この記事には、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のネタバレが含まれています。

米Varietyにて、プロダクション・デザインを率いたマーク・ティルデスリーは、ノルウェーで行われた制作当時を振り返っている。なかでも、レア・セドゥが演じるマドレーヌが幼少期に経験した悲劇が映し出される冒頭のシーンと、時が進んでボンドがマドレーヌと再会するシーンのための制作では、とあるアクシデントが起きたという。
ティルデスリーが「私たちは何もない所にある一軒家を探していました。スウェーデンでも探していたのですが、結果的にノルウェーになって。オスロの北側です」と話しているように、マドレーヌの実家は、雪景色が一面に広がる人里離れた寒冷地にあった。家はセットとして一から建設され、実際に湖の上に置かれたというが、問題が起きたのはその後だった。ティルデスリーはこう語っている。
「湖の上に家を建てて、それを湖のど真ん中に置こうと決めました。でも難しいことがあったんです。その時(建設時)にカメラの用意がなくて、氷が溶け始めていたんですよ。だからスティルテッドアーチ(支え)を使う必要がありました。」
ノルウェーの湖は、幼いマドレーヌだけでなく制作スタッフも苦しめていたようだ。ティルデスリーが言うには、マドレーヌの自宅は撮影が完了する前にバランスを崩してしまったようで、その後は「スタジオでもう一度建て直した」という。「私たちは家を2回建てたんです」。
CGに頼らず、ロケ撮影にこだわる『007』シリーズならではのアクシデントだ。なお、ティルデスリーによれば、「最初に出てくる家は一度目に建てられたもので、また後になってマドレーヌと娘が登場する家は、塗装され直して、少しだけ新しくなっているもの」だという。
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Source: Variety