『スター・ウォーズ』オビ=ワン単独ドラマが始動、ユアン・マクレガーが出演交渉中

『スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクター、オビ=ワン・ケノービを主人公とするドラマシリーズ(タイトル未定)が、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」のオリジナル作品として始動しているようだ。『エピソード1/ファントム・メナス』(1999)から『エピソード3/シスの復讐』(2005)のプリクエル3部作でオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーが出演交渉に入っているという。米Deadline、The Hollywood Reporterなどが報じた。
今回の情報は、Cinelinxが「二つの情報源から入手した」話題として最初に伝えていたが、その時点では、あくまで“噂レベル”の内容として理解されていた。ただし、わずかな間隔を空けて大手メディアが追随。現時点でストーリーや製作スケジュール、またユアン以外の関係者については明らかになっていないが、The Hollywood Reporterのボリス・キット記者は「全6話、あるいは全8話構成になるだろう」と記している。
オリジナル3部作でアレック・ギネスが、プリクエル3部作でユアンが演じたオビ=ワンについては、過去にスピンオフ製作の話題や噂が幾度となく浮上していた。2017年8月には『リトル・ダンサー』(2000)『愛を読むひと』(2008)などのスティーブン・ダルドリー監督による単独映画の企画が報じられたが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)の興行成績がディズニー/ルーカスフィルムの期待に及ばなかったことで頓挫。2018年6月には関係者が離脱したことも判明している。
ちなみにユアンは、これまでオビ=ワンのスピンオフ企画について尋ねられるたび、再演に積極的な姿勢を示していた。ただし「また演じられたら嬉しい」「(スピンオフは)もちろんやりたい」と答える一方で、「今のところはノープラン」「計画はありません」と必ず付け加えていたのも事実だ。オビ=ワンには「良いストーリーが必要」とも。
もしもオビ=ワンの単独ドラマが『エピソード3/シスの復讐』(2005)と『エピソード4/新たなる希望』(1977)の間を描く物語になるのなら、しっかりと時間をかけてエピソードを描けるドラマでのスピンオフ実現は理にかなっているといえるだろう。なおディズニー/ルーカスフィルムは、すでに「Disney+」でジョン・ファヴローら豪華クリエイターによる「ザ・マンダロリアン(原題:The Mandalorian)」と、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)の前日譚ドラマを配信することを発表済み。ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOは、2022年までに“第3のドラマシリーズ”を製作するとも述べていたが、これがオビ=ワン単独作だったということか。
Sources: Deadline, THR, Borys Kit, Cinelinx