『スター・ウォーズ』オビ=ワン単独ドラマの延期報道、ユアン・マクレガーが否定 ─ 『スカイウォーカーの夜明け』公開が影響、配信時期は変更なしか

『スター・ウォーズ』オビ=ワン・ケノービのドラマシリーズ(タイトル未定)が無期限製作保留となったという報道を、主演・製作総指揮のユアン・マクレガーが否定した。2020年1月23日(米国時間)、ユアンは『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020年3月20日公開)のイベントに登場し、報道陣の質問に応じている。
オビ=ワンのシリーズが製作保留になった背景には、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長が脚本に満足しなかったという原因があると報じられた。脚本を執筆していた『ドライヴ』(2011)のホセイン・アミニはすでに更迭され、新たな脚本家の検討が進められているとのこと。今後は2020年夏の脚本完成を目指して作業が進められる見込みだ。
ところが米The Wrapによれば、ユアンは「創造性の違いであるとか、そういう話はまったく事実ではありません」とコメント。無期限製作保留や、脚本をめぐるトラブルについてはこのように語っている。
「撮影の開始が来年に延びただけ。脚本はすごく良いですよ。書かれたものの9割は読んでいて、僕は大好きです。(撮影が)延期されたのは、『エピソード9』が公開されて、(ルーカスフィルム側が)脚本を読む時間がもっと欲しいと考えたからでしょう。もっと作業が必要だと思われたんですよ。だから撮影がズレたんです。オンラインで言われているほどドラマティックな話ではありません。」
すなわちルーカスフィルムは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)の公開を受けてシリーズの再検討に入っているらしい。ユアンによれば、撮影は2021年1月から始まる予定で、配信開始日に影響は生じない見込み。全6話から全4話に構成が変更されるとの報道については「その話は聞いていません」と応じている。「ただ執筆の時間が増えて、脚本をよりよいものにするということです」。
オビ=ワンのドラマシリーズには、「マンダロリアン」のエピソード監督を務めたデボラ・チョウが監督として就任。ユアンとともに製作総指揮を務めており、ユアンとチョウ監督は企画に残留するとされている。ユアンの発言を聞くかぎり脚本家を更迭する必要はないように思えるが、その真相は語られていない。プロジェクトの進捗は、いずれ聞こえてくるであろう続報を待つほかなさそうだ。
Sources: The Wrap, ComicBook.com