「ONE PIECE」ルフィのゴムゴムの身体、実写化で「皮膚の毛も伸びるのか?毛穴はどうなる?」

Netflixシリーズ「ONE PIECE」では、原作漫画で描かれる数々の特殊能力バトルが実写化。ゴムゴムの実の能力を持つルフィが繰り出す技も忠実に再現された。
しかし、実写化までには製作陣による幾多の試行錯誤があったようだ。第1話と第2話を手がけたマーク・ジョブスト監督は、米Deadlineにゴムゴムの実再現のプロセスを振り返っている。
「疑問が次々に浮かんでくるんです。“伸びたら何が起こるのか”とか、“皮膚の毛も一緒に伸びるのか?それとも増えるのか?”とか。“毛穴やシャツは?同じ割合で伸びていくのかな?”という疑問もありました。
それから、“よし、物理の法則に従おう。そうでなきゃ、成り立たない”となりました。すると今度は、“いや待てよ。手足が伸びること自体、意味が分からないことだ。物理法則に従う意味もないよな”と考え始めたんです。」

「デアデビル」や「ルーク・ケイジ」「パニッシャー」といったヒーロージャンルのエピソード監督を務めてきた経歴を持つジョブスト監督だが、身体が伸びる特殊能力の再現には初めて挑んだ。ビジュアルだけでなく、技を繰り出すまでの文脈も重要視したという。
「監督として、ルフィが技を解放する必要があると思わせる瞬間を築き上げるのが大切でした。だからこそ技を見ても変には思われない。彼はそうすべき時にそうしたのですから。」
ちなみに、Netflixからは「ONE PIECE」のアクションシーンの舞台裏を捉えた映像も公開されている。ルフィ役のイニャキ・ゴドイは、身体にゴムひもを装着して演技に挑んだという。
Netflix実写シリーズ「ONE PIECE」は独占配信中。
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Source: Deadline