ノーラン監督『オッペンハイマー』場面写真が到着、ロバート・ダウニー・Jr.やキリアン・マーフィーらの姿

『ダークナイト』トリロジーや『インターステラー』(2014)などのクリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』より待望の場面写真が到着した。英Total Filmにて写真が公開されている。
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「原爆の父」として知られるアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーが原爆の開発から、後に彼が核兵器の国際管理の必要性を訴え、水素爆弾への抗議活動を行うに至るまでの変化を描く『オッペンハイマー』。本作は長年、製作をともにしたワーナーと袂を分かったノーランにとって初のユニバーサル配給作品となる。
ノンフィクション『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下巻)』(PHP研究所)を原作に、ノーラン自らが脚本を執筆。劇伴は『TENET』(2020)に続き、ルドウィグ・ゴランソンが手掛けている。
主人公ロバート・オッペンハイマーを演じるのは『ダークナイト』トリロジーをはじめ、『インセプション』(2010)『ダンケルク』(2017)とノーラン監督作品の常連俳優キリアン・マーフィー。ロバートの妻キャサリンにエミリー・ブラント、原爆開発・製造をもくろむマンハッタン計画を指揮した陸軍の軍人レズリー・グローヴスにマット・デイモン、アメリカ原子力委員会の委員長ルイス・ストロースにロバート・ダウニー・Jr.、共産党員で精神科医のジーン・タットロックにフローレンス・ピュー、「水爆の父」として知られる物理学者エドワード・テラー にベニー・サフディなど錚々たるキャストが名を連ねている。
公開された写真は、向き合って互いを見つめるオッペンハイマー夫妻や、聴衆の前でマイクに向かうオッペンハイマー、神妙な面持ちでソファーに腰掛けるストロースなど、シーンの詳細は分からないものの興味をそそられるものばかりだ。ノーラン監督が現場で指示を出している様子もIMAXカメラとともに映っている。
本作では原爆実験シーンをCGなしの実写で撮る意向であることが明らかになっており、ノーランの大胆な試みが注目を集めている。
映画『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』は、2023年7月21日に米国公開予定。
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