クリストファー・ノーラン新作『オッペンハイマー』にラミ・マレック&フローレンス・ピューら出演決定

キリアン・マーフィー主演、クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』に、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)のラミ・マレック、『ブラック・ウィドウ』(2020)のフローレンス・ピュー、『グッド・タイム』(2017)のベニー・サフディが出演することがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
『TENET テネット』(2020)の次回作としてノーラン監督が題材に選んだのは、“原爆の父”と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマー。第二次世界大戦における原子爆弾の開発・製造計画「マンハッタン計画」を主導した人物であり、劇中では原爆の開発から、のちに彼が核兵器の国際管理の必要性を訴え、水素爆弾への抗議活動を行うに至るまでの変化が綴られるという。
ピューが演じるのは、アメリカ共産党のメンバーであり、オッペンハイマーが「マンハッタン計画」を主導していた時に断続的な不倫関係にあったとされる女性としても知られる。一方、サフディが演じるのは、「水爆の父」として知られる理論物理学者のエドワード・テラー。ハンガリー出身のテラーはアメリカに亡命した後、「マンハッタン計画」のメンバーとして、原爆開発に携わった。また、マレックが演じる役については「科学者」とのみ伝えられている。
主演は、『インセプション』(2010)『ダンケルク』(2017)など、ノーラン作品常連のキリアン・マーフィー。オッペンハイマーの妻キャサリン・“キティ”・オッペンハイマー役には、『クワイエット・プレイス』シリーズのエミリー・ブラントが演じる。また、以前出演交渉中と伝えられていたロバート・ダウニー・Jr.とマット・デイモンも無事参加が決まっている。このたび加わった3人も含め、豪華キャストが集結した。
原作は、ノンフィクション『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下巻)』(PHP研究所)。ノーラン監督自らが脚本も手掛ける。製作メンバーには『TENET テネット』チームが集結。撮影監督をホイテ・ヴァン・ホイテマ、編集をジェニファー・レイム、音楽をルドウィグ・ゴランソンが務める。
映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』は2023年7月21日に米国公開予定。
Source: THR