『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』アカデミー賞4部門ノミネート!巨匠ジョン・ウィリアムズ、51回目のオスカー登場

映画『スター・ウォーズ』シリーズの最新作、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が第90回アカデミー賞にて4部門にノミネートされた。映画芸術科学アカデミーによる公式発表ののち、同シリーズの米国公式SNSにて告知されている。
Congratulations to #TheLastJedi on its four Academy Award nominations. pic.twitter.com/el1JmwwvMS
— Star Wars (@starwars) 2018年1月23日
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』がノミネートされたのは、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞、作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)の4部門。それぞれ対抗馬としては、以下の強力な作品群と作曲家たちが並んでいる。
- 視覚効果賞:『ブレードランナー 2049』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『キングコング:髑髏島の巨神』『猿の惑星:聖戦記』
- 音響編集賞、録音賞:『ベイビー・ドライバー』『ブレードランナー 2049』『ダンケルク』『シェイプ・オブ・ウォーター』
- 作曲賞:『ダンケルク』(ハンス・ジマー)『ファントム・スレッド』(ジョニー・グリーンウッド)『シェイプ・オブ・ウォーター』(アレクサンドル・デスプラ)『スリー・ビルボード』(カーター・バーウェル)
筆者の私見ではあるが、視覚効果賞はいずれもすさまじいVFX技術で観客を虜にした作品ばかり、音響編集賞は音楽と映像の超絶技巧を全編にわたって見せつけた『ベイビー・ドライバー』や、3つの時間軸を巧みなサウンドデザインで繋いでみせた『ダンケルク』がライバルとあって、まったく予想がつかない状況だ。
巨匠ジョン・ウィリアムズ、51回目のノミネート
『スター・ウォーズ』シリーズの音楽を手がけてきた巨匠ジョン・ウィリアムズは、今回でなんと51回目のアカデミー賞ノミネートとなる。同じく音楽を担当した『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(3月30日公開)でのノミネートこそ逃したものの、その勢いや衰えるところを知らずというべきだろう。
ウィリアムズが初めてアカデミー賞へのノミネートを受けたのは、1967年『哀愁の花びら』。それから51年目の2018年に51回目のノミネートというわけで、平均すると1年に1回ノミネートされている計算になるわけだ(現実には1回に複数作品や複数部門でノミネートされた例がある)。
ちなみにオスカー獲得を果たしたのは、1971年『屋根の上のバイオリン弾き』(歌曲・編曲賞)、1975年『ジョーズ』(作曲賞)、1977年『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(作曲賞)、1982年『E.T.』(作曲賞)、1993年『シンドラーのリスト』(作曲賞)。果たして『最後のジェダイ』でシリーズ2度目の受賞となるか……?
なお、ウィリアムズは次回作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に登板する意志を示しているほか、スピンオフ作品『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(6月29日公開)でもテーマ曲を手がけることが判明している。2018年2月で御年86歳、その活動からはまだまだ目が離せそうにない。
第90回アカデミー賞の授賞式は、2018年3月4日(米国時間)に開催される。
Source: https://www.vanityfair.com/hollywood/2018/01/john-williams-oscar-nomination-record
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