第94回アカデミー賞、ファンが選ぶベストシーン部門は『ジャスティス・リーグ』フラッシュ登場場面が第1位に ─『ノー・ウェイ・ホーム』『エンドゲーム』も選出

2022年3月28日(日本時間)、第94回アカデミー賞授賞式が開催された。本年度より設立された新部門、「ベストシーン賞(Oscars Cheer Moment)」にて、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)が第1位に選ばれた。
「ベストシーン賞」とは、その名の通り最高の映画場面を称える賞であり、Twitterでのファン投票による結果に基くもの。また本部門では、2021年以前に公開された作品まで対象となっている。そのベストシーンとしてファンが選んだのが、『スナイダーカット』エズラ・ミラーふんするフラッシュ/バリー・アレンが異次元世界、“スピードフォース”にアクセスする心躍る場面だ。
『スナイダーカット』につづくのは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)。マルチバースからやってきたふたりのスパイダーマンと、トム・ホランドふんするスパイダーマンがチームアップしたシーンだ。第3位は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)。“アベンジャーズ、アッセンブル”というキャプテン・アメリカの号令のもと、アベンジャーズたちとサノスの最後の戦いが始まるクライマックスシーンだ。
第4位は、2006年に世界中で大ヒットしたミュージカル『ドリームガールズ』。ジェニファー・ハドソン演じるエフィ・ホワイトが、「And I Am Telling You I’m Not Going」を歌うシーンだ。そして同作につづく第5位は、1999年に1作目が公開され、その革新的な映像技術に世界中の観客が度肝を抜かれた『マトリックス』。もちろんベストシーンとして選ばれたのは、キアヌ・リーブスふんするネオが体を思い切り反らしながら銃弾を避ける場面である。
ちなみにザック・スナイダー監督は、『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)でもアカデミー賞に輝いている。受賞した部門は、こちらも本年度より新設された「2021年のお気に入り映画賞(Favorite 2021 Film)」だ。『エール!』(2014)のハリウッドリメイク版だ。
Source: IGN