パディントンが英エリザベス女王を追悼 ─ 「女王陛下、すべてに感謝しています」

2022年9月8日の英現地時間に、英国のエリザベス女王2世が滞在先の英北部スコットランドのバルモラル城で逝去したことを受け、以前から女王と交流があったクマのパディントンが追悼の意を示している。
エリザベス女王2世の死因は明かされていないが、英王室は「女王は安らかに息を引き取りました」と発表。1952年から70年と7ヶ月にわたり女王として在任した期間は、英国の歴代君主として最長となる。
英国の象徴的な存在だったエリザベス女王2世の死を弔い、パディントンの英公式Twitterが、「女王陛下、すべてに感謝しています」と弔辞を投稿している。
Thank you Ma’am, for everything.
— Paddington (@paddingtonbear) September 8, 2022
英作家マイケル・ボンドによる児童文学作品に登場する熊のパディントンとエリザベス女王2世は、過去に何度か交流を果たしている。2022年6月4日に開催されたエリザベス2世の在位70年を祝う式典では、女王とパディントンが一緒にお茶会を楽しむ微笑ましい映像が公開された。
女王と、お茶会でのマナーがよく分かっていないパディントンのやり取りが愛らしくもユーモアたっぷりで、式典で演奏されたクイーンの名曲「We Will Rock You」に合わせ、女王とパディントンがスプーンとティーカップでリズムを取る粋な演出が話題となった。
また、1986年に出版された児童書『Paddington at the Palace(原題)』では、バッキンガム宮殿を訪れたパディントンが窓からチラリと姿を見せた女王を目にし、2006年には女王の生誕80年を祝うテレビイベントにもパディントンが登場している。
エリザベス女王2世のご冥福をお祈りします。