『パディントン3』に『ウエスト・サイド・ストーリー』レイチェル・ゼグラーら出演交渉中 ─ ブラウン夫人役サリー・ホーキンスは交代へ

人気児童文学「くまのパディントン」を実写映画化し、愛すべきクマの冒険を描く人気シリーズ『パディントン』の第3作『パディントン・イン・ペルー(原題)』に、豪華な新キャスト4名が出演交渉中だと報じられた。
『パディントン』シリーズは、ペルーから大都会ロンドンへやって来たパディントンが不慣れな都会生活に悪戦苦闘しながらも、心優しいブラウン一家らと共に繰り広げる大冒険を描く。
米Varietyによると、出演交渉段階にあるのは、『女王陛下のお気に入り』(2018)でアカデミー賞主演女優賞に輝き、マーベル「シークレット・インベージョン」にも出演中のオリヴィア・コールマン、『長ぐつをはいたネコ』シリーズのプス役の声で知られ、『アンチャーテッド』(2022)などで活躍しているアントニオ・バンデラス、『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)に主演し、『シャザム!~神々の怒り~』などに登場しているレイチェル・ゼグラー、『ヒューゴの不思議な発明』(2011)『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)などに出演のエミリー・モーティマー。
出演が決定した場合、コールマンは隠居生活を送るクマたちのために施設を運営し、ギターを演奏する陽気な修道女役を演じる。バンデラスは、ペルーで冒険へ旅立つブラウン家に助けを申し出る、颯爽として勇敢なリバーボートの船長ハンター・カボット役、ゼグラーはカボットの娘ジーナ役、モーティマーは、第1・2作でサリー・ホーキンスが演じたブラウン夫人役を引き継ぐとのこと。
前2作でサリー役を好演したホーキンズは、降板について「私としては、他の人に役を引き渡すのに適切な時期だと感じています」とコメントを寄せている。「そして、真に素晴らしきエミリー・モーティマーに勝る人はいないでしょう。彼女は群を抜いて特別で、メアリー・ブラウンのエッセンスを体現しながらも、それを完全に自分のものにしてくれるでしょう。私はパディントンの世界が大好きですし、これからも慈しみ続けます。スクリーン内外の家族がすでに恋しいです。前2作を作った経験は、これまでに映画で過ごした最高かつ最もクリエイティブな時間でした。私に多くの喜びを与えてくれた2作を、これからもずっと大切に想い続けるでしょう」。
第3作は、そのタイトルが示すようにパディントンの生まれ故郷である南米ペルーが舞台。赤い帽子と青いジャケットがトレードマークのパディントンとブラウン一家がアマゾンの熱帯雨林を抜け、ペルーの山頂を目指す思いがけない旅へ出るという。
パディントン役でベン・ウィショー、ルーシーおばさん役でイメルダ・スタウントン、ブラウンさん役でヒュー・ボネヴィル、バードさん役でジュリー・ウォルターズ、グルーバーさん役でジム・ブロードベント、ジュディ・ブラウン役でマデリーン・ハリス、ジョナサン・ブラウン役でサミュエル・ジョスリンが続投する。
前2作の監督・脚本を務めたポール・キング監督は、本作には原案・製作総指揮として復帰。新たな監督にはMV・CM出身のドゥーガル・ウィルソンが起用された。共同原案は前2作を執筆したサイモン・ファーナビーと『マダガスカル』(2005)のマーク・バートン。脚本はバートンと「ウェイステッド」(2016)のジョン・フォスター&ジェームズ・ラモントが執筆した。
ペルーとコロンビア、イギリスでロケが敢行となる『パディントン・イン・ペルー(原題)』は、2023年7月24日に撮影開始予定。
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Source:Variety