『パプリカ』ハリウッド実写化が進行中、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』監督が就任 ─ 筒井康隆原作、マシ・オカが製作総指揮

筒井康隆によるSF小説『パプリカ』が、ハリウッドでドラマシリーズとして実写化されることがわかった。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)の監督、キャシー・ヤンが企画に参加していることも判明。米Deadlineが報じている。
『パプリカ』は、他人と夢を共有できる装置を何者かに盗まれてしまったことから、その画期的な発明品を巡り、“パプリカ”という夢探偵となった研究職員が事件解決に奮闘する物語。今敏監督による2006年のアニメ映画版はヴェネツィア国際映画祭に正式出品され、夢と現実が交錯するアニメならではのビジュアルや、筒井康隆の言葉やイメージを具体的な映像とサウンドに落とし込んだ演出で高い評価を得ている。
伝説的小説の『パプリカ』が、ハリウッドでドラマシリーズとして蘇る。Amazon Studios&HiveMind製作のもとで進行中の本企画には、キャシー・ヤンが監督として就任。ヤン監督といえば、『Dead Pigs(原題)』(2018)で脚光を浴び、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』で初の大作映画を手がけたほか、HBOドラマ「メディア王 〜華麗なる一族〜」(2018-)ではエピソード監督を務めたことでも知られる。そんなヤン監督によって、『パプリカ』がいかにして映像化されるのか、早くも注目が集まるところだ。
製作総指揮には監督を務めるヤンのほか、「HEROES」(2006-2010)「HAWAII FIVE-0」(2010-2017)『Death Note/デスノート』(2017)など、俳優およびプロデューサーとしてもおなじみのマシ・オカらが名を連ねている。現時点では、出演者や脚本家の情報は不明だ。
Source: Deadline