ロバート・パティンソン、バットマンは「ヒーローじゃない」 ─ 単独映画準備中、バットスーツは「とてもクールに」

DCコミックス屈指の人気ヒーロー、バットマンの新たな単独映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』の本格始動が刻一刻と近づいている。『猿の惑星』シリーズのマット・リーヴス監督が手がける本作は、2019年末から2020年初頭にかけて撮影が始まると伝えられているのだ。
新たにブルース・ウェイン/バットマンを演じるのは、『トワイライト』シリーズや『グッド・タイム』(2017)などのロバート・パティンソン。米The New York Timesでは、自身がバットマンという役柄をヒーローとして捉えていないことを明かし、自身の解釈を明かしている。
「バットマンはヒーローではありません。彼は複雑な人物ですしね。僕は、自分が本物のヒーローを演じられるとは思っていないんですよ。[中略]彼の道徳観は少しズレていますよね。他のコミックのキャラクターとは違って、人気者というわけでもないし。彼は世界をシンプルに見ていて、だけど奇妙なところもある。それがキャラクターにさらなる余地を与えていると思うんです。」
パティンソンが『ザ・バットマン』に惹かれた理由は、リーヴス監督の存在と、ブルース・ウェインのキャラクターだったという。なにしろ就任以前から、パティンソンにはバットマンを演じるアイデアがあり、監督に連絡を取っていたと明かしているほどなのだ。米Yahoo!では、リーヴス監督がバットスーツに「最高のアイデアを持っている」と述べ、「とてもクールなものになると思います」と語っている。
撮影開始を控えた現在、パティンソンはブルース・ウェイン/バットマンを演じるための準備中。若き日のブルース・ウェインを描く本作について、ストーリーは謎のベールに包まれたままだ。ちなみに最新作『ザ・ライトハウス(原題:The Lighthouse)』のプロモーションでは、各所でバットマンの質問が次々に繰り出されたが、パティンソンは慎重な言葉選びを貫いている。
「バットマンについて何か言うのはとにかく怖い。インターネットで“どういう意味だ?”って言われますから。僕にも分からないんですって! 僕は自己検閲には慣れてますけど、それでも今までにはバカなことをたくさん言ってきました。だからプロモーションの時はいつも心配なんですよ。」
『ザ・バットマン』には、セリーナ・カイル/キャットウーマン役で『ファンタスティック・ビースト』シリーズのゾーイ・クラヴィッツ、エドワード・ナッシュトン/リドラー役で『プリズナーズ』(2013)などのポール・ダノ、ゴードン刑事役で『007』シリーズのジェフリー・ライトが出演。撮影は2019年内、あるいは2020年初頭にも開始される。
映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』は2021年6月25日に米国公開予定。
Sources: The New York Times, Yahoo