『ザ・バットマン』リドラー役ポール・ダノ、子供の頃は「X-MEN派でした」─「今はバットマンのスーパーファン」

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)『プリズナーズ』(2013)『スイス・アーミー・マン』(2016)などの話題作に出演しては圧倒的な存在感を放ってきた俳優、ポール・ダノ。DCコミックス『THE BATMAN -ザ・バットマン-』ではメインヴィランのリドラーを演じているが、どうやら子供の頃のダノは、マーベルへの関心が強かったようだ。
ポール・ダノはアメリカのトークショー番組『Late Night with Seth Meyers』に登場し、アメコミへの愛について語っている。『ザ・バットマン』ではゴッサム・シティを恐怖の底へと突き落とす最狂の知能犯、リドラーにふんしたダノはコミックを通して役作りを行ったことを明かす。「僕が演じた役は、バットマンに憧れている存在だったので、バットマンのコミックを撮影期間中はずっと読み漁っていました。これが僕の中で役を維持する方法だったわけです」と説明している。
リドラー役を演じたことで、「思うように眠れなかった日も何日かありました」と精神的にこたえた時もあったと過去に明かしていたダノだが、コミックを通しての役作りについては「最高の宿題でした」と話す。「子供の頃の僕は、とにかくコミックをずっと集めていました」とダノ。「どちらかというと、X-MEN派の子どもでしたね」としながらも、「今はバットマンのスーパーファンです。本当に大好き」だという。
もともとアメコミのファンだったというダノは、「そのカルチャーの一部になることは予想外でした」と想いを打ち明けながらも、その世界に参加できたことを喜んでいる。「シャイな人間なんです。ただ、バットマンのファンが大好きだし、コミックの世界も含めて、この映画を彼らと共有できて本当に楽しいです」。

映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、2022年3月11日より日本公開。