THE RIVER編集部A24『Pearl パール』日本公開決定、映画史上もっとも無垢な殺人鬼 ─ マーティン・スコセッシ絶賛、『X エックス』前日譚
A24製作、『X エックス』（2022）の前日譚映画『Pearl（原題）』が、邦題『Pearl パール』として2023年7月7日（金）より全国公開されることが決定。このたび予告編と、大島依提亜氏のデザインによる日本版ポスタービジュアルが到着した。
ダンサーを志し、スターの華やかな世界に憧れるパール。人里離れた農場で、厳格な母と、身体が不自由な父に育てられた彼女は、ひたすらに愛を渇望し、スターへの夢を育てていった。しかし、両親からの異常な愛がその夢を腐らせていく。籠の中の無垢なる少女が抑圧から解き放たれたとき、比類なき無邪気さと残酷さをあわせもつシリアルキラーが誕生する……。
本作は高評価を獲得したホラー映画『X エックス』の前日譚であり、エリザベス・デビッキ＆ケヴィン・ベーコン＆ジャンカルロ・エスポジートら豪華キャストの出演でも話題の完結編『MaXXXine（原題）』に繋がる一作。A24初の三部作としても注目され、世界の国際映画祭を席巻したほか、巨匠マーティン・スコセッシも「ワイルドで魅力的。我々をもてあそぶ傑作」と絶賛した。
公開された予告編には、1928年のミュージカル作品『Good Boy』のために書かれ、マリリン・モンローが歌ったことで有名になった楽曲「I Wanna Be Loved By You（愛されたいのに）」のアレンジ・バージョンが印象的に使われている。ミュージカルスターを夢見る無邪気な夢を閉ざされたパールは、やがて残虐な殺人鬼へと変化していき……。
監督・脚本は『X エックス』のタイ・ウエスト。主人公のパール役には、『X エックス』で主人公のマキシーンと、最高齢の殺人鬼・パール役を一人二役で演じたミア・ゴスが続投した。脚本・製作総指揮も兼任している彼女の怪演ぶりに注目だ。
映画『Pearl パール』は2023年7月7日（金）より全国ロードショー。
