『ザ・バットマン』スピンオフドラマ、獄中の麻薬王マローニがついに登場 ─ 映画続編に繋がる物語

DC映画『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)のスピンオフドラマ「ザ・ペンギン(原題:The Penguin)」に、映画の鍵を握った犯罪王サルバトーレ・マローニが登場することがわかった。
本作はコリン・ファレル演じるペンギン/オズワルド・コブルポットを主人公に、『ザ・バットマン』の約1週間後から始まる物語。米Varietyによると、『ザ・バットマン』でたびたび言及されたマローニがいよいよその姿を見せるという。マローニはゴッサム・シティを牛耳る犯罪組織を率いていたが、敵対するカーマイン・ファルコーネの陰謀により逮捕に追い込まれた設定だった。
もっとも、マローニはゴッサム・シティの政治家や警察組織の腐敗に繋がっていたキーパーソン。マローニの失墜によってファルコーネは街の暗黒部を掌握するに至ったが、『ザ・バットマン』のリドラーによる事件を経た今、マローニが獄中から再起を図る可能性もある。
マローニ役を演じるのは『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)や「デクスター:ニュー・ブラッド」(2021-)のクランシー・ブラウン。DC作品とは以前から縁が深く、数々のアニメ作品でレックス・ルーサー役を演じてきた。「Marvel デアデビル」シーズン2や「マンダロリアン」シーズン1にも出演しているほか、今後の出演作には『ジョン・ウィック:チャプター4(原題)』がある。

本作にはファレル、ブラウンのほか、カーマイン・ファルコーネの娘であるソフィア役で『パーム・スプリングス』(2020)のクリスティン・ミリオティも出演。やはりファルコーネとマローニの因縁が鍵を握るものと予測されるだけに、オズワルドが両者の板挟みになる未来も目に浮かぶようだ。
シリーズは全8話構成で、本作のストーリーは2025年公開の『ザ・バットマン Part II(原題)』に繋がるとのこと。ペンギンとファルコーネ、マローニの関係性がどうなるのか、ゴッサムに何が起こるのかによって、次回作でバットマン/ブルース・ウェインが対峙する敵も変化することになりそうだ。脚本・製作総指揮は「エージェント・オブ・シールド」などのローレン・ルフラン。製作総指揮には『ザ・バットマン』のマット・リーヴス監督とプロデューサーのディラン・クラーク、コリン・ファレルも名を連ねた。
DCドラマ「ペンギン(原題)」の撮影は2023年3月2日に開始されている。米HBO Maxでの配信時期は発表されていない。
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Source: Variety