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英人気歌手パロマ・フェイス、DCドラマ「ペニーワース」でヴィラン演じる ― 代表曲「Lullaby」「Only Love Can Hurt Like This」など

パロマ・フェイス
Photo by Andy Miah https://www.flickr.com/photos/andymiah/8021215527/ Remixed by THE RIVER

イギリスで音楽チャートの第1位を獲得、数多の賞に輝く人気歌手パロマ・フェイスが、DCコミックス原作ドラマ「ペニーワース(邦題未定、原題:Pennyworth)」でヴィランを演じることがわかった。米Deadlineが報じている。

2014年に発表された代表曲「Only Love Can Hurt Like This」や、2018年2月にイギリスの人気DJシガラとコラボレーションした「Lullaby」などで知られるパロマ・フェイスは、2017年のアルバム「The Architect」で自身初となるイギリスのアルバム・チャート第1位を達成。同作はサミュエル・L・ジャクソンやジョン・レジェンドらとのコラボレーションも話題を呼んだ。

このたびパロマの出演が報じられた「ペニーワース」は、1960年代のロンドンを舞台に、ブルース・ウェイン/バットマンの執事であるアルフレッドや、ブルースの父親トーマス・ウェインの若き日々を描く前日譚ドラマ。ハンサムな容姿と実直な性格を兼ね備え、無邪気でチャーミングだった20代のアルフレッドは、いかにして冷酷な殺し屋となったのかが明らかにされるという。

本作でパロマが演じるのは、若きアルフレッドやトーマスに試練を与える残忍な悪役ベット・サイクス。報道によると、コミック「バットマン」の刊行初期に発表された作品などを基にして描かれる「活発でサディスティックで、口の悪いヴィラン」だという。

これまで、パロマは映画『Dr.パルナサスの鏡』(2009)や『クライヴ・バーカー ドレッド[恐怖]』(2009)、『ファンタスティック・ピーターパン』(2015)やテレビドラマなどに出演。パオロ・ソレンティーノ監督作品『グランドフィナーレ』(2015)には本人役で登場している。すなわち演技経験は少なくないわけだが、DCドラマのメイン・ヴィランというほどの大役は今回が初めてとなる。

「ペニーワース」で主人公アルフレッド役に起用されたのは、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)などのジャック・バノン。トーマス・ウェイン役はドラマ「フリーバッグ」(2016-)や映画『トースト ~幸せになるためのレシピ~』(2010)のベン・アルドリッジが演じるほか、アルフレッドの親友デイヴ・ボーイ役をライアン・フレッチャー、同じく親友のバッツァ役をヘインズリー・ロイド・ベネットが務める。

脚本・製作総指揮は、同じく「バットマン」シリーズの前日譚ドラマである「GOTHAM/ゴッサム」(2014-)でショーランナーを担当したブルーノ・ヘラー。同作でメガホンを取ったダニー・キャノンも監督・製作総指揮を担当する。ただし本作は「GOTHAM/ゴッサム」のスピンオフではなく、世界観も共有していない。

ドラマ「ペニーワース(邦題未定、原題:Pennyworth)」の放送時期は未定。撮影は2018年10月22日(現地時間)にイギリスにて開始される。

Source: Deadline
Eyecatch Image: Photo by Andy Miah Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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