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『アントマン』ポール・ラッド&マイケル・ペーニャ、『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティ監督とペプシCMで奇跡のタッグ

https://www.youtube.com/watch?v=W_l5koxtzDo スクリーンショット

マーベル・シネマティック・ユニバースの新作に認定したい(もちろん新作ではない)。

『アントマン』シリーズでスコット・ラング/アントマン役を演じているポール・ラッド、友人ルイス役のマイケル・ペーニャが、ペプシマックス(Pepsi Max)のTVスポットに出演。監督を務めたのは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティだ。スコット&ルイスのタッグどころか、ワイティティ監督まで召喚されている完璧な布陣。まさに死角なしである。

今回のスポット映像でポール&マイケルが演じているのは宇宙飛行士。スペースシャトルの離陸を間近に控え、二人は最後の準備を進めているが、マイケルはペプシマックスがないことに気づいた。「あー!待ってて」。離陸が迫る中、ポールはシャトルから地上の自販機に戻り、お金を持ってきていないことに気づき、またシャトルに戻ってくる。手ぶらで帰ってきたポールは「小銭持ってない?」と一言。ボックスを漁って小銭を取り出すが、マイケルの座席からはなぜか火花が上がっており、すでに離陸どころではない。

無事にペプシマックスを買うことができたポールだったが、案の定シャトルの離陸には間に合わなかった。呆然としてペプシに口をつけていると、横からマイケルが現れる。レバーが壊れたせいで離陸できなかったのだ。「一本もらうよ」。二人はシャトルを見上げて「クビだな」とつぶやく……。

Metroによれば、タイカ監督はポールの希望に応えて監督を務めたそう。二人は今回が初タッグとなったが、これまでに創作以外の場面で一緒になったことがあり、またポールがタイカ監督作品のファンだったことから実現したという。

タイカ監督といえば、脚本に縛られず、撮影現場でのアイデアやアドリブでシーンを膨らませていく演出方法でおなじみ。英Yahoo! MOVIESにて、ポールは「タイカのやり方は、僕とマイケルが『アントマン』でやってきたのと同じ方法でした」と述べている。「基本を押さえて、あれこれと遊んでみるんです。タイカが後押ししてくれて、撮影では、最初に脚本を読んだ時よりも二人のドジが増えていたと思います」。

ちなみに、『アントマン』シリーズで監督を務めているのはペイトン・リード。ポール&マイケルとタイカ監督の組み合わせは、言ってみれば「ありそうでなかなかない」レアな組み合わせというわけだ。『アントマン』シリーズの二人も最高に楽しい、だけどタイカ監督の映画に出ている二人もいつか観てみたい、そう思わせてくれる一本に仕上がっている。

タイカ・ワイティティ監督、次回撮影作品は実写版『AKIRA』…!

Sources: Metro, Yahoo!

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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